2021-06-30

今後の日経平均予想(6/30)


【本日の相場概況】

   ※RSIは高精度で天底を示唆

  日経平均  28791.53 -21.08
  TOPIX   1943.57 -5.91
  出来高     9.6億株 
  売買代金  2.34兆円 

  
・RSI (9) 日経平均 45.19
           TOPIX    44.36  
・RSI(14) 日経平均 47.45
          TOPIX    46.93

・騰落レシオ   98.21



【日米市場の現況と今後の予想


 ダウ平均


昨夜のダウ平均については、欧州株高により+150ドル高のギャップアップスタートとなった。

そのため、前日の安値で仕込んだ買い方の利益確定売りにより次第に値を消し、大引は9ドル高・34,292円にとどまった。


目先的には、ボリンジャーバンドでは基準線を維持しており、MACDもゼロラインを超えてきているため、おそらく、昨日記したとおり本日のADP通過によって買い優勢となり、ボリンジャーバンド+1σを目指す動きになる可能性が高いと見ている。

ただ、VIX指数が低位での推移が続いていることから、週末の米雇用統計通過を契機に、米国主要3指数は反落に向かうと予想しており、ダウ平均の上昇もボリンジャーバンド+1σタッチ、またはその手前に留まると見ている





 ナスダック総合指数


昨日の記事にて「続伸を想定」と記したとおり、ダウ平均が高値で値を消したのに対し、ナスダックは尻上がりに値を上げ、前日比27ポイント(0.19%)の上昇で大引けとなった。



ナスダック総合指数は、先週から記しているようにボリンジャーバンド+2のバンドォークが始まっており、売り方の買い戻しによる強い相場となっている。

ただ、昨夜のローソク足は短い下ヒゲを持つコマ足となっていることから、今夜については、やや売り優勢となる可能性があると見ている。




東京市場・日経平均


先物・オプション手口集計・考察

  データの集計方法の詳細 → こちら
  先物・オプション手口集計(先行更新) → こちら 


 ゴールドマンは-164枚売り越しと、引き続き様子見姿勢となっている。

Cスイスは-2,873枚の大口売り越しとなっており、建玉を-1.2万枚売り越しに拡大している。

ソシエテは4.896枚の大口買い越しとなっているが、買い建玉は8,000枚余と少なく、買い越し転換かどうかはわからない。なお、本日は大口の先物クロスを入れている。(詳細後述)

野村は-399枚と引き続き小口取引により様子見となっている

ABNアムロは、先物大口買い越しも、オプションは29250コールの大口売り越しにより売り転換しており、本日のADPや週末の米雇用統計を睨んだ両建てか?





日経平均の予想コメント 


本日の日経平均は、昨日記した「高寄り後は下げやすく、日足は陰線となる可能性が高い」のとおり、28,900円付近で寄り付いた後、100円上げた後に急落となる予想どおりの展開となった。

(高値目処も28,998円と「28,950円~29,000円」の予想どおり)

(終値については「高値から50円~100円を減じた価格」と予想したが、約100円の下振れとなった

日経平均・日足チャートでは、引き続き25日線を割れ込んで引けていることに加え、MACDがゼロラインで下降の兆しを見せている点に注意したい。




今後の見通しとしては、筆者想定としては今夜のADP通過により一時的に持ち直すと見ていたが、本日夕刻から始まった欧州株の大幅安に連れて日経先物も28,600円を割り込んでおり、下値への注意が必要な局面となっている。

先物手口においても、アムロ・ソシエテが大口のクロスを入れており、明日の日経平均が足元の地合いを引き継ぎ、売りで始まった場合は大きめの値幅が出る可能性がある。


仮に、今夜のADP通過により反発できずに下押しとなった場合は、想定していた一時的な反発を飛び越えて米雇用統計後に想定していた下落へとつながり、大きな値幅が出やすいことになる。

(もっとも、下方向への値幅が出ることになれば、先々週から筆者が想定していた東京五輪前の下落となる)

ただ、米国株が欧州株安にどこまで同調していくかについては不透明さがあり、それほど深い下落にはならないのではないか?と思われるが、足元でダウ先物-130ドル安に対して、日経平均は-230円下落しており、日経平均の水準が一段引き下げられたと見るのが妥当と見ている。

したがって、今夜の米国株が(足元のダウ先物安に対して)持ち直したとしても、日経平均は追随することができず、絶対的な株価位置が低いまま米雇用統計へと突入することとなり、週明け月曜についてはさらなる下掘りも想定の一つとして加える必要があると見ている。

(値幅については、ADP通過前の現時点では確実性の高い想定はできないが、仮に週内に28,400円を割れてきた場合には週明け28,000円割れが視野に入ると見ており、週内28,400円を割れなければ週明け安値は28,400円にとどまると予想している)

ただ、来週の火曜日以降は、今後生じるかもしれない下押し幅を順次戻す展開を予想しているが、下押し幅を戻した局面では上値の重さとともに、再度の売り仕掛けが入りやすく、もう一段の下値を試す下落が生じる可能性があると見ている。

この安値が先週から記している7/14~16付近に示現されると見ており、安値到達後は、月末(厳密には月末近く)に向けて戻りを試す展開に移ると予想している。

なお、ここでの戻り幅については、最良で800円~1,000円程度と見ている。


※21:15追記
注目のADP雇用統計は市場予想の60.0万人に対し69.2万人と筆者予想どおり市場予想を上回る結果となった。

これで米国株(ダウ平均)は目先上昇に向かうと見ているが、現時刻で日経平均はダウ平均に90円ほど劣後しており、 それ以上に60分足チャートでの日経平均とダウ平均の差異が際立っている。


ダウ平均先物が200MAの上方推移となっているのに対し、日経平均CFDでは200MA回復が一段と遠のくなどテクニカル悪化が目立っており、今後の株価指数動向に与える影響は大きいと見ている。

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