2021-07-13

今後の日経平均予想(7/13)


【本日の相場概況】

   ※RSIは高精度で天底を示唆

  日経平均 28718.24 +149.22
  TOPIX    1967.64 +14.31
  出来高     9.5億株
  売買代金  2.18兆円 

  
・RSI (9) 日経平均 48.03
           TOPIX    59.14  
・RSI(14) 日経平均 46.64 
          TOPIX    55.30

・騰落レシオ   93.52




【日米市場の現況と今後の予想


 ダウ平均


昨夜のダウについては、筆者は弱含みを想定していたが、先物安を跳ね返し、126ドル高・34,996ドルの上昇となり、35,000ドルに近づいた。

ボリンジャーバンドでは、基準線までの下押しから切り返しを明確にしており、同バンド+2σタッチまでは上昇する勢いがある。


ただ、MACD+200では、直近で何度か頭を抑えられているため、5/10高値・35,091ドルを一気に上抜けるのは難しく、いったんの下押しが入ると見ており、今夜・明晩の35,000ドルを挟むもみ合いを経て、週末は弱含むのではないか?と見ている。

なお、S&P500も続伸・最高値更新となったが、出来高に減少傾向が見られることから、きっかけ次第では、(米国市場は)引き続き急落懸念を抱えていると見ている。





 ナスダック総合指数


昨夜のナスダック総合指数は0.21%の続伸となった。

ただ、MACDが横ばいから上抜けの気配が見られないことから、引き続き25日線までの調整に移行すると予想している







東京市場・日経平均


先物・オプション手口集計・考察

  データの集計方法の詳細 → こちら
  先物・オプション手口集計(先行更新) → こちら 


・ゴールドマン
 売り越しに転じるかどうかに注目していたが、本日は-275枚売り越しと、ほぼ変わらず。取引枚数においても、売り買いともに各3,000枚程度と様子見となっている。

・Cスイス
 789枚買い越しと、小口の取引。取引枚数も、2,000枚~3,000枚と積極的な参加を見送っている。

・ソシエテ
3,073枚買い越しと、昨日の3,299枚と合わせて、金曜の-6,038枚の超大口売り越し分をすべて買い戻したことになる。取引枚数は各3万枚(クロスを除いて2万枚)と、平時に近づいている。

・野村
 -2,816枚の売り越しとなっている。

・ABNアムロ
 先物は大口買い越し、オプションについても上向きが多くなっているものの、引き続き28500コール売りは解消されていない。

  なお、本日のアムロの取引枚数は6万枚程度(うち、先物クロス分は約2.5万枚)と、ソシエテ同様に平時に近づいている。



日経平均の予想コメント 


昨日の筆者予想は、「ダウ下押し → 日経平均下押し」であったが、ダウが125ドル高と堅調推移となったため、日経平均は売り方の買い戻りを巻き込み、一時280円高まで上昇する局面があったが、終値は149円高・28,718円とダウの上昇分相応となった。

日経平均・日足チャートでは、2日連続のギャップアップ上昇となり、本日は上ヒゲを持つ寄り引け同時線(トウバ)となり、仮に、明日、ギャップダウンスタート・陰線で引けた場合には「捨て子線」となることに留意したい。

また、日毎に実体部分の値幅が小さくなっており、下振れた場合、大きめの値幅が出やすくなっている。


加えて、ストキャスティックス(スロー)は底練りから程良いところまで上昇しており、いったん下降して過熱感を冷ます方向に動く可能性がある。

なお、今後の日経平均見通しについては、7/15前後(7/14-16)が安値と予想していることに変更はないが、金曜安値からの上昇幅の割に日柄が少なくなっており、7月末の想定高値・28,900円~29,100円程度との値幅が不足している感触がある。

したがって、ここからの展開については、月末高に向けて値幅をつくる意味でも弱含みを予想している。

想定としては、従来からの7/15前後に下押しからの転換点となるメインシナリオに加えて、ここ一両日はもみ合い、7/15~数日後(7/21)までの下押しとなって7月末に向けて上昇するパターンをサブシナリオとして想定している。

この想定は、昨日の記事にて「仮に(ダウが)100ドルを大きく超えて上昇した場合は、変化日を高値で迎える公算が高くなることから、一転、週末から来週初は急落警戒が必要」と記した展開である。

下値目処としては、下図のとおり、直近上昇幅の23.6%押し~61.8%押しを想定しているが、このほかにもRSI(14)の30%接近・騰落レシオの80%台などが目安になると見ている。



なお、(記述が煩雑となるので記さなかったが)従来の7/15安値のシナリオにおいても、7/21前後に2点底形成を想定していることから、7/21前後が安値からの転換点となる展開もあり得ると見ている理由である。

7月末のピーク到来が変わらないと見ているのは、8月の米雇用統計を意識していることに加えて、8月には年金基金(GPIF)の益出し売りがあるのではないかと見ていることにある。

GPIFは3月末の段階で国内株が保有基準の25%近くに達していることから、29,000円準では利益確定売りを出したいところと思われるが、7/24の東京五輪の開幕早々水を差すことはしないと思われ、五輪の折り返し点となる7月末からは徐々に益出しの方向に動くのではないか予想している。


※21:00追記
上表は本日公表のあった「信用取引現在高(2021/7/9申込み現在)」となる。

先週の日経平均は28,709円で始まり、28,366円まで下落し27,940円で週を終えた値動きの激しい週であった。この逆風の中、売り残の447億円減少はともかく、買い残が1655億円増加しており、旺盛な買い意欲を感じる。

信用買い残の増加や信用倍率の上昇は株価にとってネガティブに捉えがちであるが、今後、8/21皮切りに2/16高値30,714円を筆頭に、ほぼ1ヶ月間隔で信用期日が到来し、信用買いは確実に新陳代謝が図られる。

仮に、このようにドスンと下げた際、及び3万円台の信用期日10/6到来時点で、27,000円ラインを守り切ることができた場合、日経平均は底入れする可能性があると思える。

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