2021-07-07

今後の日経平均予想(7/7)


【本日の相場概況】

   ※RSIは高精度で天底を示唆

  日経平均  28366.95 -276.26
  TOPIX     1937.68 -16.82
  出来高     10.6億株 
  売買代金  2.29兆円 
  
・RSI (9) 日経平均 27.56
           TOPIX    44.87
・RSI(14) 日経平均 39.23
          TOPIX    44.33

・騰落レシオ   95.02




【日米市場の現況と今後の予想


 ダウ平均

昨夜のダウ平均は、一時400ドル下落となったが、昨日の記事にて「34,500ドル~34,900ドルをレンジとした方向感の乏しい値動」と予想したとおり、大引けは-208ドル安・34,577ドルと34,500ドルを上回って引けた。

なお、34,500ドルはダウ平均の5日線が位置していることから、昨日の追記したとおり、5日線を守るか否かに注目していた。

ボリンジャーバンドでは、基準線タッチから+1σまで戻したものの、ローソク足は陰線で終えており、雰囲気は良くない。


ただ、5日線を守って引けたことから(再度、5日線の攻防となる可能性はあるが)、目先については5日線から上でのもみ合いと見ている。


なお、S&P500の日足が長い下ヒゲの十字足で終えたことから、俗に言う『首吊り線』となっており、反転下落のサインである可能性が生じている。


出来高も、昨日は前日・金曜より増加しており、警戒が必要な局面となっている。

ただ、直近ではもみ合いを上抜けしたばかりであることから、目先的には天井圏のもみ合いが相当と見ており、筆者想定どおり下落転換になるにしても週末または来週初からと思われる。




 ナスダック総合指数


昨日の記事にて「目先は14,000ポイントを下限としたもみ合い継続の中で、次の方向感をさぐっていく」と記したとおり、昨夜のナスダック総合指数は、一時は大きく下振れしたものの、大引けは0.17%高と値を戻して引けた

ただ、昨夜のローソク足はS&P500同様に縁起の良いものではなく、また出来高も増加していることから、下落転換の序章となった可能性があると見ている。


ただ、下押しとなっても。上昇トレンド中の押し目の可能性があり、上述のとおり14,000ポイントでは(一時的にも)支えられると予想している。




東京市場・日経平均


先物・オプション手口集計・考察

  データの集計方法の詳細 → こちら
  先物・オプション手口集計(先行更新) → こちら 


・ゴールドマン
 引き続き小口の取引となっており、総取引枚数は売り買いともに各4,000枚と少な目であり、様子見となっている。

・Cスイス
  -350枚の小幅売り越しであるが、建玉は-1.4万枚売り越しと売り賛成派となっている。

・ソシエテ
昨日、「建玉は5,000枚買い越しと薄い」と記したとおり、本日は-3.451枚の大口売り越しを入れ、建玉を687枚買い越しとほぼ中立に引き下げている。

また、昨日、「建玉1万枚程度の先物クロスを入れており、目先、上下ブレを予感させる」と記したとおりの展開となり、本日もアムロとともに大口の先物クロスを入れている。



・野村
 200枚と小口の買い越しにとどまっており、本日の下落では買い戻しを行っていない点に注目している。なお、売り買いの総数も各6,000枚と前日よりは温まっている。

・ABNアムロ
 先物は小口買い越し、オプションについては売り買い交錯ながら、建玉はプット28625から下を売り越しており、足元の28,500円から下は想定していないように見える。(コール28625は買い越しとなっており、28625は両建て、現時点での主戦場は28,500円か?)





日経平均の予想コメント 


本日の日経平均は、ダウ平均の一時400ドル下落の衝撃により、利益確定売りが先行し、寄り付き後に-450円を超える下落となった。

ただ、ダウ平均終値は-208ドル安・34,577ドルと5日線の上方で引けている安心感から、買い戻しの動きが入り、日経平均は-200円安まで下げ幅を縮めた後、終値は-276円安・28,366円で引けた。

(昨日の追記にて、ダウ平均が5日線を守るかどうかが焦点と記したが、5日線を守ったことから、ダウ平均については、目先、5日線から上での推移が想定される

日経平均・日足チャートでは、主要移動平均線の下降が続き、上値の重さを示唆しているものの、ストキャスティックス(スロー)が売られ過ぎ圏での底練りとなっていることに加え、冒頭の相場概況に記しているとおり、RSI(9)も30%を割れたことから、いったんの反発が予想される。(おそらく、ダウ平均は目先、5日線を維持して推移すると見ているが、この見方が誤っているなら下振れとなる)



ただ、MACDがゼロラインから下での推移となっており、RSI(14)やTOPIXには依然として下げ余地が残っていることから、反発は短期的なものにとどまると見ていることに変わりなく、反発はSQ通過または来週初までが想定される。

目先の反発目処については、想定下値が一段安となったことから、上値は28,500円~最良で28,650円にとどまり、その後は再度の下落局面に移ると見ている。


なお、想定される来週の下値目処について、一昨日の記事に次のとおり記した。


・仮に今週の安値が28,500円~28,600円の範囲に収まるならば、200円程度を減じた28,300円~28,400円が下値目処と見ている

・今週の安値が28,500円を割ってくるようであれば28,000円前後が下値目処になると見ている。


本日の安値は28,162円と28,500円を明確に割ってきたことから、筆者予想どおりにSQ通過後(来週月or火?)に下押しの流れが再開した場合、来週7/14-16には28,000円前後まで下落する可能性があると予想している。

具体的には、6/21安値・27,795円を目指す動きになると見ているが、下値切り下げの流れや、再来週の月曜休場要因により、27,400円~27,600円の下値となってもおかしくないと見ている。

なお、安値到達後は、政府・日銀等による東京五輪開催に向けた高揚感の演出や売られ過ぎからの買い戻しが加わり、安値から800円~1,000円高に向かうと見ているが、月末には反発終了となる可能性があると見ている。


※21:20追記
報道によると、政府は本日、東京都に緊急事態宣言を発令する方針を固めたようだ。期間は来週月曜の7/12~8/22まで。 これにより、目先、海外勢は日経平均(TOPIX)をより買いにくくなった(売りたたく動きが想定以上に出てくる)可能性がある思われ、政府・日銀は東京五輪開催に向けて防戦のPKOを余儀なくされると見ている。  ただ、乱高下に翻弄されるのはいつも個人投資家で、海外勢は売りたたきの裏で買いを積み、「濡れ手に粟」の利益を手にすると思われる。

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