2021-08-12

今後の日経平均予想(8/12)


【本日の相場概況】

   ※RSIは高精度で天底を示唆

  日経平均 28015.02 -55.49
  TOPIX   1953.55 -0.53
  出来高   10.4億株
  売買代金 2.38兆円 
  
・RSI (9) 日経平均 56.70
           TOPIX    61.15  
・RSI(14) 日経平均 60.78
          TOPIX    66.80

・騰落レシオ   89.49




【日米市場の現況と今後の予想


 ダウ平均


昨日の筆者予想では「もみあいによる小幅な値動き、または100ドル程度の下落の可能性」と見ていたが、昨夜のダウ平均は+220ドル高・35,484ドルの大幅高となった。

ボリンジャーバンドでは+2σタッチまで上げてきたが、後述するMACD・ストキャスティックスの動きから、目先、天井は近いと見ている。


ダウ平均のMACDは比較的低位にあり、上値余地こそ残しているものの、直近でレジスタンスとなった上値位置に近づいている。

また、ストキャスティックスは買われ過ぎ圏に入っており、足元のストキャの上昇が売られ過ぎ圏に入る前の反転であったことから、次の下降では売られ過ぎ圏の25%以下まで低下すると予想している。


なお、昨夜もダウ平均の上昇率0.62%高に対し、S&P500の上昇率は0.25%高にとどまり、ダウ平均の指数プレイが目立っている。(資金に偏りがあるのでは?)

また、S&P500のMACDはなだらかな下降局面となっており、ストキャスティックスについては下落転換の兆しが生じており、利益確定売りが進む中、ダウ平均に引きずられて下げ渋っているのが実情と見ている。



したがって、ダウ平均・S&P500については、今夜は高値もみ合いと見ているが、明日の週末は利益確定売りが入り、目先の天井を確認する可能性があると予想している。
 



 ナスダック総合指数


ナスダックについては、昨日の記事にて「近日中に基準線までの下落となってもおかしくない」と記したとおり、昨夜は基準線タッチまでの下落となった。

引き続きMACDに下方転換の兆しが現れていることから、いったんはゼロラインまで下降し、ゼロラインでのもみ合いから次の展開をさぐると予想している。


なお、ダウ平均とナスダック総合指数との間に高値日のズレが生じていることは、米国市場の変調を示唆していると見ている。(一時的な変調であり、深刻性なものではないと見ているが・・・・)





東京市場・日経平均


先物・オプション手口集計・考察

  データの集計方法の詳細 → こちら
  先物・オプション手口集計(先行更新) → こちら 

・ゴールドマン
 -53枚売り越しと、ほぼ前日と変わらず。建玉は、引き続き日経先物売り・TOPIX買いとなっており、NT倍率低下で利益の出るポジションとなっている。

・Cスイス

-737枚と小口ながらまとまった売り越しにより、売り建玉を2.1万枚に拡大している。

・ソシエテ
-56枚売り越しとGS同様に前日とほぼ変わらず。ただ、日経先物売り・TOPIX先物買いにより、NT倍率はやや拡大程度にポジションを落としている。なお、先物クロスは2万枚後半と、引き続き薄めの手口となっている

・バークレイズ
 282枚の小口買い。JPモルガンと並ぶ買い筆頭。

・野村
 -3,771枚の大口売り越しとなっており、本日の日経平均の下落を先導したと見られる。

・ABNアムロ
 先物は1,505枚の買い越し、オプションは明日のSQ値を28,125円~28,250円と読んでいる模様?



 
上記以外の先物参加者は次のとおり。
引き続き、小口ながら買い方の買い手口がやや目立っている。



日経平均の予想コメント 


本日の日経平均は、米国株高を受けて高値で始まるも、昨日記した「明日の日経平均は小幅な値動きにとどまり・・・」のとおり、大引けは-55円安・28,015円の小幅安での大引けとなった。

なお、昨日記した後段「週末SQについては(中略)28,125円~28,250円の思惑が高まりやすい」についての実現性は微妙となった。

それは、昨夜のダウ平均の大幅高に連れ高となり、本日の日経平均が28,100円~28,279円で推移したことから、明日のSQ決済に回す予定の建玉が日中取引で精算されたか、または9月限OPで反対売買された可能性があるからだ。

上表のABNアムロのOP手口を見ると、28,500円から上のロングコールの利益確定売りやショートプットの利益確定の買い戻しが目立っており、これは同時に本日の高値圏で、9月限のコール売り・プット買いが仕込まれた可能性があると見ている。

(9月限オプションについては、本日は手口が公開されないため、あくまで推測)、米国市場動向次第ではSQ値が下方で決まる可能性もあると見ている)


日経平均・日足チャートでは、本日の高値28,279円にて7/16に空けた窓埋め態勢に入ったものの、上ヒゲで押し返されたことにより、上値抑制要因として改めて意識されたと見ている。

また、本日は、高値圏での利益確定売りや、2/16高値・30,714円からの信用期日の売り(ロスカットを誘う売り仕掛けを含む)が降って来たと見ており、下値は200日線や75日線で下げ止まったものの、依然として25日線が引き続き下向きであることから需給は下優位が継続していると見ている。


また、MACDは、本日、ゼロラインの上に頭を出したが、ストキャスティックスが買われ過ぎ圏の75%にて横ばいとなっており、下降の準備に入っていると見ている。

なお、東京市場の実勢をより現わしているTOPIXについては、本日、ストキャスティックスが直近高値に並んでおり、ここから再度もみ合いに移った場合には、3度目の高値トライが実現しなかったことになり、もみ合い下放れの確率が高まると予想している。


折りしも東京市場は明日にSQを控えており、SQが短期的な需給の転換点になりやすく、足元の短期下落トレンド中のあや戻しが8/2から始まり2週間経過していることも、いったん反発終了となりやすい日柄にあると見ている。


したがって、明日の日経平均については、米国市場がもみ合いとなれば、小高く寄り付くことも考えられるが、米国市場がある程度安く返ってきた場合には、ギャップダウンスタートとなり、戻りは鈍いと見ており、来週の日経平均の軟調な展開に繋がると予想している。

なお、SQについては引き続き28,125円~28,250円の思惑が高まりやすいと見ているが、上述のとおり本日の高値で決済された可能性があり、このあたりの事情は開けてみるまでわからないが、いずれにせよ、米国市場も一服局面が近づいていると見ており、明日の東京市場SQが転機になりやすいと見ている。

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