2021-08-13

今後の日経平均予想(8/13)


【本日の相場概況】

   ※RSIは高精度で天底を示唆

  日経平均 27977.15 -37.87
  TOPIX      1956.39 +2.84
  出来高    9.9億株
  売買代金 2.32兆円 


  
・RSI (9) 日経平均 77.22
           TOPIX    79.54  
・RSI(14) 日経平均 57.71
          TOPIX    64.46

・騰落レシオ   88.70




【日米市場の現況と今後の予想


 ダウ平均


昨日の記事にて「今夜は高値もみ合いと見ている」と記したとおり、昨夜のダウ平均+14ドル高・35,499ドルと前日終値を挟んだもみ合いとなった。

ボリンジャーバンドでは、やはり+2σウォークには至らず、ローソク足も長めの下ヒゲを持つ実体部分の短い陽線となった。

上放れて寄り付いたが、買い方の利益確定売りに押されて大きく下押した後、押し目待ちや売り方の買いが入って値を戻したが、坂田五法では、翌日は軟調になることが多いとされている


MACDについても、過去3ヶ月の高値位置まで上昇しており、ストキャスティックスは買われ過ぎ100%に近い位置まで上昇していることも、目先、一服場面が近いことを示唆していると見ている。


なお、今夜の米国市場は、週末要因からも利益確定売りが出やすいことが想定されるものの、買い方の力も強い印象があり、上下ともに決め手を欠く売り買い交錯・もみ合いが相当と見ている。
 



 ナスダック総合指数


昨夜のナスダック総合指数は、前日同様にポリンジャーバンド基準線タッチとなったものの、前日の下落(陰線)の反動から陽線引けとなった。

ただ、+1σ回復には至らず、前日のローソク足に対する「鯨幕」にとどまっていることから、目先は、基準線と+1σの間を行き来しながら、次の展開をさぐると見ている。



なお、引き続きMACDに下方転換の兆しが現れていることから、いったんはゼロラインまで下降し、ゼロラインでのもみ合いに移ると予想している。

また、ダウ平均とナスダック総合指数との間に高値日のズレが生じていることは、米国市場の変調を示唆していると見ている。(一時的な変調であり、深刻性なものではないと見ているが・・・・)





東京市場・日経平均


先物・オプション手口集計・考察

  データの集計方法の詳細 → こちら
  先物・オプション手口集計(先行更新) → こちら 


・ゴールドマン
 -1,307枚売り越しと、比較的まとまった売り越しとなっている。内訳は日経先物売り乗せ・TOPIX利益確定売りにより、全体的にポジションを落としてきており、夏枯れ相場を予感させる。

・Cスイス

-522枚の小口売り越しとなっているが、売り建玉の拡大である点は留意か?

・ソシエテ
502枚買い越しと小口取引となっており、先物クロスも2万枚前半と、引き続き薄めの手口となっている

・バークレイズ
 75枚の小口買い(ポジション維持)。JPモルガンと並ぶ買い筆頭。

・野村
 -104枚の小口売り越し。

・ABNアムロ
 先物は-303枚の売り越し、オプションはやや下向きか?

(本日は9月限オプション手口の公表初日のため、手口のみの紹介となります)


 
上記以外の先物参加者は次のとおり。
買い筆頭のJPモルガンは1,019枚買い越しも、BNPパリバは-2,020枚売り越しによりポジション縮小。



日経平均の予想コメント 

昨日の記事にて「明日の日経平均については、米国市場がもみ合いとなれば、小高く寄り付くことも考えられる・・・」と記したとおり、ダウはもみ合い、本日の日経平均寄り付きは28,038円と前日終値に対し約40円高と小高く始まった。

その後は、前日終値を挟んだもみ合いとなり、-37円安・27,997円と28,000円を割れての大引けとなった。

なお、本日のSQは20,893.15円となり、昨日記した筆者予想の「SQについては引き続き28,125円~28,250円の思惑が高まりやすい」に近づいた。

日経平均・日足チャートでは、5日線・27,967円にサポートされているものの、下向きの25日線・27,928円が下方に位置しており、価格が25日線から上で推移している限りは押し目買いが想定される。

ただ、近く懸念される米国株安により、日経平均が25日線を下回った場合には、5日線-25日線-75日線の下向きのパーフェクトオーダーが完成しやすい。

なお、足元で、MACDは上向きを維持しているものの、ストキャスティックスは80%をピークとした下降の兆しが現れており、ストキャスティックスの低下と移動平均線の下向きパーフェクトオーダーが重なった場合には値幅を伴う下落が起こりやすい需給となっている。


東京市場の実勢をより現わしているTOPIXについては、6月以降の高値を結んだレジスタンスラインに上値を抑えられており、7/20から始まった反発も三週間半を経過していることから、いったん下降し、需給を整えた後に再度上を目指す展開が求められる日柄になっていると見ている。


また、短期的な過熱感をあらわすRSI (9)は、 日経平均が 77.22%、TOPIXが79.54%と買われ過ぎ圏の80%に迫っている点も上値を買いにくくさせている。

加えて、高水準の信用買い残や2/16高値・30,714円以降、右肩下がりのもみ合いレンジでの買い持ちによる上値の重さに、新型コロナウィルスの感染者増加・医療逼迫や政局不安が加わり、ますます日本株を買いにくくしていることは確かと思われる。

したがって、足元の先物取引は閑散により、落ち着いているものの、今後、上値の重さを払拭する目的により、先物・オプションによる売り仕掛けが入る可能性が生じてもおかしくないと見ている。

折りしも、今月8月は荒れやすい「二日新甫」であり、季節要因でもある夏枯れやジャクソンホール(8/26-28)の開催と、思惑が浮上しやすい時期であることから、足元の今月中旬から来月始めの米雇用統計までの期間は、静けさを切り裂く急動意に要警戒と見ている。

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