【本日の相場概況】
※RSIは高精度で天底を示唆
日経平均 30500.05 +176.71 TOPIX 2100.17 +10.01 出来高 15.9億株 売買代金 4.32兆円
・RSI (9) 日経平均 72.35 TOPIX 70.23 ・RSI(14) 日経平均 86.14 TOPIX 81.68
・騰落レシオ 136.89
日経平均 30500.05 +176.71
TOPIX 2100.17 +10.01
出来高 15.9億株
売買代金 4.32兆円
・RSI (9) 日経平均 72.35
TOPIX 70.23
・RSI(14) 日経平均 86.14
TOPIX 81.68
・騰落レシオ 136.89
【日米市場の現況と今後の予想】
ダウ平均
昨日の記事にて「昨日(一昨日)の日足は陽線引けとなったものの、前日の陰線を上抜けておらず、引き続き懸念が残る形状となっている」と記したとおり、昨夜のダウ平均は一時-260ドル近く売られた後、徐々に立ち直り、一時は前日終値まで戻したものの引け際に売られ、-64ドル安・34,751ドルで引けた。
ローソク足は引き続き「鯨幕」継続となり、前日の陰線始点を上抜けておらず、売り圧力の高さがうかがえる。
ただ、MACD・ストキャスティックスともに、売られ過ぎからの反発の兆しがあることから、目先的にはいったん反発に向かうことが考えられるが、値幅・日柄ともに反発は短期間で終わる可能性があると見ている。
(SQ通過後は、売り方優位の展開が続いていることから追撃売りも考えられるが、昨夜のダウは陰線ながらも下ヒゲで終えており、週末要因から積極的な売買は控えられ、足元でのもみ合いが想定される)
なお、ボリンジャーバンドでは、-1σに頭を抑えられた状況が7営業日継続しており、今夜のダウ平均が-1σを上抜けてくるかが、目先の焦点と見ているが、仮に基準線を越えられない場合は、-2σのバンドウォークに発展する可能性を残しており、その可能性は相応に高いと見ている。
ナスダック総合指数
昨夜のナスダックは、3度目の25日線タッチから下ヒゲ陽線での反発となり、僅かであるが、前日のローソク足を上抜いて終えており、やや明るさが戻っている。
ただ、25日線での攻防が比較的長く続いただけに、ここから一気に上抜けることができなかった場合、25日線を割り込む下落につながる可能性があると見ている。
東京市場・日経平均
東京市場・日経平均
先物・オプション手口集計・考察
・ゴールドマン
-2,192枚売り越しと4営業日連続での大口売り越しとなった。売り建玉は1万枚余と厚みを増してきている。
・Cスイス
差し引き178枚の小口買い越しと買戻し一巡感がある。売り建玉1万枚。
差し引き178枚の小口買い越しと買戻し一巡感がある。売り建玉1万枚。
バークレイズに次ぐ買い筆頭のJPモルガンは454枚の買い越しと様子見となった。一方、三菱UFJモルガンが3400枚の大口利益確定売りを計った半面、BofAは3,300枚を買い戻しており、まちまちの手口となっている。
・ABNアムロのオプション手口
コール売り・プット買いもポジション調整の範囲か?
日経平均の予想コメント
本日の日経平均は、前日の200円幅の下落に対する買い戻しが入り、176円高・30,500円での大引けとなった。
堅調推移の要因としては、昨日記したように「25日線が急角度で上昇中のため、買い圧力も相応にある」ためと見ており、東京時間の日経平均は下げにくく、仮に下げるとしたら、仕掛け的な動きによる変動がその要因になると思われる。
日経平均・日足チャートでは、昨日割った5日線を猛追したものの、あと10円に迫っての大引けとなった。ただ、週前半から記している週内想定レンジ30,450円~30,650円のほぼ中間値で週を終えており、筆者想定どおりの動きと見ている。
目先動向の予想としては、昨日記した内容から変わりなく、今夜の米国市場動向次第で、目先反発となるか、続落となるかの分岐点と見ている。
なお、昨夜の米主要3指数の日足が下ヒゲで終えたことから、今夜のQ通過後の米国市場は、週末要因から積極的な売買は控えられると見ており、足元のトレンドを引き継ぐ売りは出にくく、逆に売り方としても出来高薄で上げたところは売りやすいことから、今夜に限っては買い優勢で引ける可能性があると見ている。
ただ、直近の米国市場の売り越しはかなり深刻と見ており、本日のメジャーSQ値が直近の安値圏で決まる可能性は高く、来週以降は、もみ合いながらも下値模索の展開が続くと予想している。
したがって、米国株は目先の反発はあったとしても限定的か、または一時的なものにとどまり、比較的緩やかな下落トレンドを形成する流れをメインシナリオと見ている。
なお、来週の米国市場の注目としては9/22・FOMCが挙げられ、ここでテーパリングや今後の経済見通しに慎重な姿勢が示された場合、米国市場の下値模索はさらに1週間ほど続くことが予想され、来週月曜の東京市場休場を乗り切ったとしても、FOMC翌日の東京市場休場は要警戒となる。
また、本邦においては、9/29が自民党・総裁選の投開票日となっていることから、当日または翌日に、日経平均は材料出尽くしによる期待感の剥落が起きる可能性があると見ている。
ただ、筆者が想定しているとおり、今後、日経平均が米国株要因により月末に向けて調整入りした場合は、新総裁誕生による出尽くしは短期的な調整にとどまり、再浮上のきっかけにかりやすいと予想している。
本日の日経平均は、前日の200円幅の下落に対する買い戻しが入り、176円高・30,500円での大引けとなった。
堅調推移の要因としては、昨日記したように「25日線が急角度で上昇中のため、買い圧力も相応にある」ためと見ており、東京時間の日経平均は下げにくく、仮に下げるとしたら、仕掛け的な動きによる変動がその要因になると思われる。
日経平均・日足チャートでは、昨日割った5日線を猛追したものの、あと10円に迫っての大引けとなった。ただ、週前半から記している週内想定レンジ30,450円~30,650円のほぼ中間値で週を終えており、筆者想定どおりの動きと見ている。
目先動向の予想としては、昨日記した内容から変わりなく、今夜の米国市場動向次第で、目先反発となるか、続落となるかの分岐点と見ている。
なお、昨夜の米主要3指数の日足が下ヒゲで終えたことから、今夜のQ通過後の米国市場は、週末要因から積極的な売買は控えられると見ており、足元のトレンドを引き継ぐ売りは出にくく、逆に売り方としても出来高薄で上げたところは売りやすいことから、今夜に限っては買い優勢で引ける可能性があると見ている。
ただ、直近の米国市場の売り越しはかなり深刻と見ており、本日のメジャーSQ値が直近の安値圏で決まる可能性は高く、来週以降は、もみ合いながらも下値模索の展開が続くと予想している。
したがって、米国株は目先の反発はあったとしても限定的か、または一時的なものにとどまり、比較的緩やかな下落トレンドを形成する流れをメインシナリオと見ている。
なお、来週の米国市場の注目としては9/22・FOMCが挙げられ、ここでテーパリングや今後の経済見通しに慎重な姿勢が示された場合、米国市場の下値模索はさらに1週間ほど続くことが予想され、来週月曜の東京市場休場を乗り切ったとしても、FOMC翌日の東京市場休場は要警戒となる。
また、本邦においては、9/29が自民党・総裁選の投開票日となっていることから、当日または翌日に、日経平均は材料出尽くしによる期待感の剥落が起きる可能性があると見ている。
ただ、筆者が想定しているとおり、今後、日経平均が米国株要因により月末に向けて調整入りした場合は、新総裁誕生による出尽くしは短期的な調整にとどまり、再浮上のきっかけにかりやすいと予想している。