2021-09-21

今後の日経平均予想(9/21)


【本日の相場概況】

   ※RSIは高精度で天底を示唆

  日経平均  29839.71 -660.34
  TOPIX     2064.55 -35.62
  出来高     13.2億株 
  売買代金  3.37兆円 
  
・RSI (9) 日経平均 48.33
           TOPIX    50.37
・RSI(14) 日経平均 71.29  
          TOPIX    68.88 

・騰落レシオ   136.99




【日米市場の現況と今後の予想


 ダウ平均

昨夜のダウ平均は-614ドル安と久しぶりの500ドルを超える大幅下落となった。

要因としては、アジア・欧州市場の弱含みもあるが、先週・土曜の記事にて昨晩はメジャーSQであったため、出来高も大幅増加となっており、6月のMSQよりも増している」と記したとおり、メジャーSQにて高値圏での利益確定売りが優勢となったことも昨夜の暴落につながったと見ている。

なお、筆者予想では「週明けについてはSQに向けた下落の反動高」と、休場明けの反動高を想定していたが予想は的中しなかった。


ただ、
「反発は値幅・期間ともに限定的]と見ており、ほどなく10月初旬に向けて下落するとの想定が前ズレとなったものと見ている。



なお、ダウ平均・日足チャートでは、昨晩のギッャプダウン下落により、5日線が下向きとなり、25日線が横ばいに変化している。

また、指数は200日線に近づいており、目先、もみ合いとなっても、200日線に向けて下降する流れは出来上がったのではないか?と見ている。



なお、ダウ平均・ボリンジャーバンドでは、かねて「-2σのバンドウォーク」を懸念していたが、昨夜、-2σを大きく割り込んだことで、目先は自律反発が想定避されるものの、バンドウォークに発展する可能性が高まっており、警戒を要すると見ている。






 ナスダック総合指数


ナスダックについては、やや強気を維持していたが、昨夜の下落によって、一気に25日線まで下降しており、この先、25日線を維持できるかどうかが焦点となる。


ただ、昨夜の下落によりMACDがゼロラインを明確に割り込んでおり、目先、反転となってもゼロラインを取り戻すことはやや難しいと見ている




東京市場・日経平均


先物・オプション手口集計・考察

  データの集計方法の詳細 → こちら
  先物・オプション手口集計(先行更新) → こちら 

日々公表されているJPXの「取引参加者別取引高(手口上位一覧)」のエクセルデータ様式の変更に伴いエクセル算式修正(応急措置)したため、アップが遅れました。よってコメントは最小となります。

なお、先週・金曜の先物ナイトは休場のため取引はありません。


ゴールドマンは引き続き売り対応、買い筆頭のバークレイズは押し目買い。野村は売り越し。


バークレイズに次ぐ買い方のJPモルガンはリスク回避の売り。UBSは大口利益確定売り。

なお、オプションについては、算式修正に相当時間がかかるため要検討中。


日経平均の予想コメント 

休場明けの日経平均は、目先、高値膠着またはジリ安後に下放れと見ていたが、昨日のアジア・欧州。米国株の暴落により、日経平均の急落が前ズレとなった。

ただ、先々週から今週の東京市場休場の仕掛けに要警戒と記していたとおりの展開となった。

引き続き買戻しが入りやすい地合いと見ているが、本日の大幅安による需給の乱れによって乱高下となる可能性がある。

本日の日経平均・日足チャートでは9/7に空けた窓で下げ止まっており、この窓付近では3営業日のもみ合いとなっていることから相応の下値抵抗力があると見ており、本日、この価格で下げ止まったことは下値抵抗力の証とみている。


ただ
、昨日の追記にて「ギャップダウンの寄付き値を終値で超えることができなかった場合は、自律反発も弱いものになりやすい」と記したとおり、本日のローソク足は陰線で終えていることから、反発も限定的なものとなりやすいと予想している。

目先動向の見通しについては、昨日アップした「日経平均予想イメージ(本日の値動きを反映)」のとおり、いったん反発と続落(限定的反発を含む)の両方が推測されるが、いずれにせよ、目先天井を打ったとの感触を持っている。


警戒すべきは、週末・金曜の東京休場明けまたは9/29の配当権利落ち・自民党総裁選投開票日と見ている。

なお、本日の下落は直近の急騰に対する当然の一服(利益確定売り)と見ており、中期上昇トレンドが途絶えたわけではないと見ている。


なお、向こう1ヶ月程度の短期的な下値目処については直近上昇幅に対する38.2%押しまたは50%押しが相当と見ており、値ごろとしては上図に示す価格帯が推測される。(急騰始点の捉え方によって二つの考え方ができる)

※18:30追記
上述のとおり、突如のJPXの先物・オプション手口データの様式変更に戸惑っている。まだ詳細を検討していないが、すぐに対応できるかもしれないし、かなり時間がかかるかもしれない。…もっとも、修正作業よりも、その時間を生み出すことができるかどうかが課題となる。

※21:20追記
先物手口については応急修正(手作業)により、本日の手口・建玉を本文に貼付しました。バークレイズの買いが止まらないが、ダウ上昇=ダウ買いで日経225利益確定売りに転換するのでは?と推測。

なお、余談になるが「先物商品名」のみならず、証券会社名も微妙に変えてあり、ソシエテ・ジェネラル→ソシエテG証券、ゴールドマンサックス→ゴールドマン証券等々、算式修正はかなり面倒な作業。

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