2021-09-08

今後の日経平均予想(9/8)


【本日の相場概況】

   ※RSIは高精度で天底を示唆

  日経平均 30181.21 +265.07
  TOPIX    2079.61 +16.23
  出来高    13.2億株 
  売買代金 3.67兆円 

  
・RSI (9) 日経平均 96.17
           TOPIX    95.82  
・RSI(14) 日経平均 89.70
          TOPIX    89.78

・騰落レシオ   125.19




【日米市場の現況と今後の予想


 ダウ平均


昨日の記事にて「ダウ平均は(中略)ここから高値を取ってくるというよりは、いったん下押」「リンジャーバンドも+1σを超えることができない状態が続いており(中略)引き続き弱含みになりやすい」と記したとおり、昨夜のダウ平均は-269ドル安・35,100ドルの大幅下落となった。

昨夜終値での日足チャートでは25日線を割れて引けており、目先、下方の直近安値を結ぶサポートラインや75日線までの調整が見込まれる。


なお、ストキャスティックスが売られ過ぎ圏近くまで低下していることから、いったん反発を挟む展開もあり得るが、MACDがゼロラインを割れてきており、上述の移動平均線党のサポートラインへの下値を試す展開が想定される。

なお、ダウ平均・ポリンジャーバンドでは-1σタッチで短い下ヒゲで終えており、-1σの攻防となろうが、直近の保ち合いから長めの陰線を引いて下落していることから、-2σ近くまで下げる形になりやすいと見ている。


また、昨夜のS&P500は-0.34%安とダウ平均の半分ほどの下落と底堅い動きを見せているものの、MACDは陰転の兆しを見せており、ストキャスティックスは明確な陰転サインとなっていることから、目先的には弱含みになりやすいと見ている。


ただ、ストキャスティックスの回転は速いため、筆者想定どおり下げてきたとしても、(ダウ平均のストキャが安値圏にあることを踏まえれば)S&P500の下押しは目先的なものにとどまる可能性が高いと見ている。

なお、日曜にアップしたダウ平均・週間予想の下値目処は35,150ドル~35,250ドルと、昨日の35,100ドルにて達成となったが、上述のとおり、依然として下げ余地を残していることから-2σ・34,800ドル~34,900ドルに下方修正する。




 ナスダック総合指数


昨夜の米主要3指数のうち、唯一、プラス圏を維持したナスダック総合指数であるが、日足チャートを見るとおり、ローソク足は4営業日連続での短いコマ足と、やや買い疲れが見られる。


MACDも垂れ下がりを見せつつあり、目先、利益確定売りに押されると見ているが、ストキャスティックスが天井圏張り付きの強さを見せていることから、目先的には深押しはせず、来週末の米メジャーSQまでは底堅く推移すると予想している。




東京市場・日経平均


先物・オプション手口集計・考察

  データの集計方法の詳細 → こちら
  先物・オプション手口集計(先行更新) → こちら 

・ゴールドマン

連日の大幅高にもかかわらず、40枚の買い越しと様子見姿勢となっており、足元利高値では買い妙味が乏しいと見ている?

・Cスイス

4,711枚の超大口買い戻しとなっており、売り建玉は先々週の2.5万枚売り越しから2週間余で7,500枚まで圧縮しており、Cスイスの買い戻しが日経平均を大きく押し上げたと見ている。

・ソシエテ
前日まで5営業日連続での買い越しとなったいたが、本日は-1,650枚の利益確定売りとなった。建玉は-805枚売り越しと中立に近い。

・バークレイズ
3,051枚の大口買い越しにより、建玉を3.2万枚に拡大しており、典型的な買い上がりとなっている。買い筆頭。

・野村
-948枚売り越しにより、売り建玉を9.2万枚に広げている。

・ABNアムロ
 先物は-1,115枚の売り越し(利益確定)、オプションは売り買い交錯ながら、SQ値は30,000円を上回ると見ているようだ。(ただ、30,000円を挟んだ上下にコール売り・プット買いを入れており、どちらにも対応可能としている)




 
上記以外の先物参加者は次のとおり。

バークレイズに次ぐ買い方のJPモルガンは-115枚売り越しと様子見姿勢となっており、買い上がりのバークレイズとは少し異なっている。このほか、BNPパリバが-7,367枚の弩級の利益確定売りを出している。他社は売り買い交錯。




日経平均の予想コメント 


本日の日経平均は、昨夜18:24につけた日経先物28,600円が押し目となって上昇し、高値29,241円高値をつけ、日曜にアップした「週間予想」に記した30,200円高値を達成した。

反転ポイントとなった28,600円は昨日記した直近上昇に対する23.6%押し・28,510円・第一下値目処にやや足りないものの、前日夜間の高値から600円下落したことやMACDのゼロラインからの急低下により、売り方の買い戻しと短期筋の買いを誘発するきっかけとなった。


30,200円超を達成後は、利益確定売りに押され30,000円まで下押しとなったが、30,000円水準で下げ渋ったことから、引けが近づくに連れて売り方の買い戻しが優勢となり、本日の終値は265円高・30,181円の大幅高で引けた。


日経平均・日足チャートでは、前日の「高値膠着の短いコマ足」を陽線で上抜いてきたことから、強気に傾きたいところであるが、MACD・ストキャスティックス、RSI、騰落レシオなどが買われ過ぎを示唆していることに加え、米主要3指数の足並みが揃っていないことから、目先、明後日のSQ通過後に波乱が生じる可能性を感じる。

(昨晩安値からの回復や本日夕刻の回復など、SQ高に導く反動安が出やすいと見ている)

また、先物手口を見る限り、大口の買い方は利益確定売り姿勢を継続しており、このまま直ぐに「持たざるリスク」が台頭するとは考えにくく、1週間余での日経平均3,000円の急騰に対する調整は避けられないと見ており、下値目処としては下図(日経平均・1時間足)に付記した4点のいずれかと見ている。


ただ、来週末には米メジャーSQが控えており、ダウ平均が弱含みとなっていることからも目先、想定される日経平均の調整は、早ければ(調整開始から)2日程度、長くても3日~4日の短期間で調整は終了し、米SQに向けて上昇するとの見方に変わりないと見ている。

(その意味では、昨日の先物ナイト安値と直近窓埋め29,600円、23.6%押しの29,430円付近が下値目処として有力と見られるが、おそらく調整は週を挟むと思われるため38.2%押しの29,000円付近、~現実的には本日の高値から1,000円を減じた29,200付近~も想定の一つとしては残しておく必要があるかもしれない)

 ただ、目先に想定している下押しでは、先週初めからの日経平均2,600円の急騰に対する調整としては不十分であると見ていることから、米メジャーSQ後に、値幅を伴う調整が訪れると見ており、米メジャーSQ後の調整値幅としては、直近上昇幅に対する38.2%押しまたは半値押しの28,500円~29,000円が下値目処と考えられる。

なお、これだけの急騰を見せた後だけに、想定としては値幅を伴う一気呵成の下落がと言うよりは、1ヶ月~2ヶ月程度の日柄をかけた調整になると予想している。


※20:50追記
上述の米国市場予想の繰り返しとなるが、ダウ平均については昨日の下げはやや下げすぎの感があり、今夜は反発の可能性があるものの、未だ底値圏に至っておらず、一段・二段の下げとなってもおかしくない。

一方、S&P500・ナスダックは買われ過ぎ圏となっており、足元は高値保ち合いの局面と見ている。

本文の日経平均予想ではSQ高の可能性に言及したが、来週の米メジャーSQまでの日柄を考慮した場合、可能性として、今晩の米国市場は全般的に底堅く推移するものの、明晩は崩れる展開(つまり波乱のSQ)もあり得る読みづらい局面と見ている。 (日経先物の昨晩及び本日夕刻の動きが作為的とすれば、そういった展開となってもおかしくない)

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