【本日の相場概況】
※RSIは高精度で天底を示唆
日経平均 30008.19 -173.02 TOPIX 2064.93 -14.68 出来高 12.6億株 売買代金 3.07兆円
・RSI (9) 日経平均 93.62 TOPIX 91.13 ・RSI(14) 日経平均 92.09 TOPIX 90.51
・騰落レシオ 127.76
日経平均 30008.19 -173.02
TOPIX 2064.93 -14.68
出来高 12.6億株
売買代金 3.07兆円
・RSI (9) 日経平均 93.62
TOPIX 91.13
・RSI(14) 日経平均 92.09
TOPIX 90.51
・騰落レシオ 127.76
【日米市場の現況と今後の予想】
ダウ平均
昨夜の米主要3指数はともに下落となったものの、寄り付き後の安値が日中の最安値となり、その後は徐々に買い戻される右肩上がりの展開となり、昨夜、筆者が追記した「今晩の米国市場は全般的に底堅く推移する」との予想が的中した。
なお、ダウ平均は-68ドル安・35,031ドルの小幅安となったが、35,000ドルを維持した。
日足チャートでは、25日線と75日線の中間地点での十字足となっており、方向感が定まらない印象。
ストキャスティックスは売られ過ぎ圏まで到達したものの、MACDには下げ余地が残っていることから、いったん反発後に再度の下押しとなるか、続落となりストキャが底値圏での張り付きとなるかのどちらかとなり、仮に反発となっても一時的で、今しばらくは弱含みが続くと見ている。
また、ボリンジャーバンドでは-2σが目前に迫っており、足元でもみ合いとなっても、少なくとも-2σタッチはあると思われる。
ダウ平均だけを見れば足元で反発しても良い環境にあるが、S&P500が下落初動にあると見ているため、目先はS&P500が程良い位置まで下げてくるまではダウ平均の反発も滞ると見ている。
なお、S&P500の日足チャートについては上昇トレンドを維持しているものの、5日線を割れており、直近の調整局面では25日線をいったん割れた後の反発となっている。
これらのことから、ダウ平均・S&P500ともに、今後、3日~5日程度の下押しが相当と見ている。
ナスダック総合指数
日足チャートでは、4営業日連続での短いコマ足での膠着の後、昨夜は下ヒゲながらもみ合い放れを意識させる陰線となっており、5日線を割れてきた。
MACDもシグナル線を下抜く陰転の兆しが生じており、ストキャスティックスが天井圏張り付きから下降の兆しを発している。
ただ、チャーとしては強い形状での進展となっていることから、下落となっても深押しはせず、25日線でサポートされると見ている。
逆説的に言えば、ナスダックの25日線タッチ、ダウ平均の75日線割れやボリンジャーバンド-2σ割れ、S&P500のMACDゼロラインタッチが反転上昇のきっかけになりやすいと見ている。
東京市場・日経平均
日足チャートでは、4営業日連続での短いコマ足での膠着の後、昨夜は下ヒゲながらもみ合い放れを意識させる陰線となっており、5日線を割れてきた。
MACDもシグナル線を下抜く陰転の兆しが生じており、ストキャスティックスが天井圏張り付きから下降の兆しを発している。
ただ、チャーとしては強い形状での進展となっていることから、下落となっても深押しはせず、25日線でサポートされると見ている。
逆説的に言えば、ナスダックの25日線タッチ、ダウ平均の75日線割れやボリンジャーバンド-2σ割れ、S&P500のMACDゼロラインタッチが反転上昇のきっかけになりやすいと見ている。
先物・オプション手口集計・考察
・ゴールドマン
-2,336枚を売り越し、建玉は中立から小幅売り転換となった。
・Cスイス
昨日の4,711枚の超大口買い戻しに続き、本日も3,840枚を買戻しており、日経平均の底堅さの要因ととなっている。売り建玉は先々週の2.5万枚売り越しから2週間余で4,000枚まで圧縮しており、Cスイスの買い戻しが日経平均を大きく押し上げたと見ている。
・ソシエテ4,736枚の大口買い越しにより、建玉は中立から小幅買い越しとなった。(TOPIX先物の売り越し幅を縮小している)
・バークレイズ昨日の3,051枚の大口買い越しに続き、本日も4,392枚を買い越し、建玉を3.6万枚に拡大しており、引き続き強気の買い戦略となっている。買い筆頭。
・野村-1,290枚売り越しにより、売り建玉を9.3万枚に広げている。
・ABNアムロ 先物は1,536枚の買い越し、オプションはコール買い、プット売りと、明日のSQに対しては強気で臨んでいる。
上記以外の先物参加者は次のとおり。
バークレイズに次ぐ買い方のJPモルガンは-2,010枚売り越しと利益確定売りを継続中であり、強気のバークレイズとは少し異なっている。このほか、昨日、-7,367枚の弩級の利益確定売りを出したBNPパリバも本日、4,043枚を利益確定しており、買い建玉を5,000枚まで圧縮している。他社も売り越しが優勢となっている。
・ソシエテ
4,736枚の大口買い越しにより、建玉は中立から小幅買い越しとなった。(TOPIX先物の売り越し幅を縮小している)
・バークレイズ
昨日の3,051枚の大口買い越しに続き、本日も4,392枚を買い越し、建玉を3.6万枚に拡大しており、引き続き強気の買い戦略となっている。買い筆頭。
・野村
-1,290枚売り越しにより、売り建玉を9.3万枚に広げている。
・ABNアムロ
先物は1,536枚の買い越し、オプションはコール買い、プット売りと、明日のSQに対しては強気で臨んでいる。
上記以外の先物参加者は次のとおり。
バークレイズに次ぐ買い方のJPモルガンは-2,010枚売り越しと利益確定売りを継続中であり、強気のバークレイズとは少し異なっている。このほか、昨日、-7,367枚の弩級の利益確定売りを出したBNPパリバも本日、4,043枚を利益確定しており、買い建玉を5,000枚まで圧縮している。他社も売り越しが優勢となっている。
日経平均の予想コメント
本日の日経平均は、日々記しているとおり、MACD・ストキャスティックス、RSI、騰落レシオなどが買われ過ぎを示唆していることに加えて、昨夜の米主要3指数がや弱気に傾いたことから、ギャップダウンスタートとなった後も上値重く推移し、一時は29,900円を下回った。
ただ、引けにかけて買い戻しの動きが入り、-173円安・30.008円と9日ぶりの反落ながら30,000円大台を確保した。
下げたとはいえ、心理的節目となる3万円を大きく下回っておらず、昨日の上昇分の値を消したに過ぎず、筆者想定どおりのスピード調整に結びつくかどうかについては時を待つ必要がある。
日経平均・日足チャートにおいては、5日線が28,780円処に位置しており、目先的にもこの価格を下回るかどうかに着目している。(5日線は、昨日の寄り付き値29,819円とも一致していることから、この価格帯を下回ってくると目先的な天井形成感が強まると見ている )
ただ、ストキャスティックスは天井圏からの垂れ下がりの初動を見せており、高確率で短期調整入りを意識することになると予想している。
(今夜のダウ平均については3日続落後であることや、明日の東京市場SQに向けて買いポジが見受けられるため、SQ値は本日終値から小高くなると思われる)
なお、今後の見通しとしては、日々記しているとおり来週初の弱含み後に週末の米メジャーSQに向けて米国市場は立ち直りを見せてくると予想していることから、スピード調整を想定している。
早ければ(調整開始から)2日程度、長くても3日~4日の短期間でいったん終了すると見ている。
この場合、ダウ平均は調整十分であるのに対し、日経平均は依然として買われ過ぎ圏に位置していることから、日経平均が米国市場と同歩調で反発するためには、ある程度の値幅を伴う下落となるか、または殆ど値を崩さず横ばいでの推移か、いずれかが必要と見ている。
その意味では、調整が前者であれば、直近上昇幅に対する23.6%押しの29,430円付近が下値目処として有力と見られる一方、38.2%押しの29,000円付近(現実的には昨日の高値30,241円から1,000円を減じた29,200付近)への押し目が必要と思われる。
(また、後者の横ばい推移となった場合は5日線、または昨日の寄り付き値29,819円を下回ることなく上昇トレンドを維持すると見ているが、ダウ平均買い・日経平均売りのリターンリバーサルとなり、日経平均が売られるリスクもある)
なお、目先、米国市場が筆者想定どおり下落した場合は、9/17・米メジャーSQに向けて上昇すると見ているが、実際的には米SQ通過後+3~4日程度、上昇が継続する可能性があると予想している。
それは、再来週・9/20週の東京市場は2日間の祭日に伴う休場の存在がある。
メインシナリオとしては、米SQ通過後も米国株は続伸し、休場明けの東京市場での売り方の踏み上げを誘う動きが想定され、後半の飛び石連休初日の木曜明けの金曜も同様の動きになりやすいと見ている。
(ただ、その後の週明けに関しては一転、ギャップダウンとなる意地の悪い展開になると見ている)
なお、目先に想定している下押しにおいて、最大限1,000円幅の下落があったとしても、8/20安値・26,954円から3,000円を超える急騰に対する調整としては不十分であると見ていることから、米SQ通過後の反発は短期的なものにとどまり、再上昇については、需給調整の通過後と予想している。
その場合、この需給調整は、値幅を伴う、いわゆるスピード調整ではなく、1ヶ月~2ヶ月程度の日柄をかけた調整になると予想している。
本日の日経平均は、日々記しているとおり、MACD・ストキャスティックス、RSI、騰落レシオなどが買われ過ぎを示唆していることに加えて、昨夜の米主要3指数がや弱気に傾いたことから、ギャップダウンスタートとなった後も上値重く推移し、一時は29,900円を下回った。
ただ、引けにかけて買い戻しの動きが入り、-173円安・30.008円と9日ぶりの反落ながら30,000円大台を確保した。
下げたとはいえ、心理的節目となる3万円を大きく下回っておらず、昨日の上昇分の値を消したに過ぎず、筆者想定どおりのスピード調整に結びつくかどうかについては時を待つ必要がある。
日経平均・日足チャートにおいては、5日線が28,780円処に位置しており、目先的にもこの価格を下回るかどうかに着目している。(5日線は、昨日の寄り付き値29,819円とも一致していることから、この価格帯を下回ってくると目先的な天井形成感が強まると見ている )
ただ、ストキャスティックスは天井圏からの垂れ下がりの初動を見せており、高確率で短期調整入りを意識することになると予想している。
(今夜のダウ平均については3日続落後であることや、明日の東京市場SQに向けて買いポジが見受けられるため、SQ値は本日終値から小高くなると思われる)
なお、今後の見通しとしては、日々記しているとおり来週初の弱含み後に週末の米メジャーSQに向けて米国市場は立ち直りを見せてくると予想していることから、スピード調整を想定している。
早ければ(調整開始から)2日程度、長くても3日~4日の短期間でいったん終了すると見ている。
この場合、ダウ平均は調整十分であるのに対し、日経平均は依然として買われ過ぎ圏に位置していることから、日経平均が米国市場と同歩調で反発するためには、ある程度の値幅を伴う下落となるか、または殆ど値を崩さず横ばいでの推移か、いずれかが必要と見ている。
その意味では、調整が前者であれば、直近上昇幅に対する23.6%押しの29,430円付近が下値目処として有力と見られる一方、38.2%押しの29,000円付近(現実的には昨日の高値30,241円から1,000円を減じた29,200付近)への押し目が必要と思われる。
(また、後者の横ばい推移となった場合は5日線、または昨日の寄り付き値29,819円を下回ることなく上昇トレンドを維持すると見ているが、ダウ平均買い・日経平均売りのリターンリバーサルとなり、日経平均が売られるリスクもある)
なお、目先、米国市場が筆者想定どおり下落した場合は、9/17・米メジャーSQに向けて上昇すると見ているが、実際的には米SQ通過後+3~4日程度、上昇が継続する可能性があると予想している。
それは、再来週・9/20週の東京市場は2日間の祭日に伴う休場の存在がある。
メインシナリオとしては、米SQ通過後も米国株は続伸し、休場明けの東京市場での売り方の踏み上げを誘う動きが想定され、後半の飛び石連休初日の木曜明けの金曜も同様の動きになりやすいと見ている。
(ただ、その後の週明けに関しては一転、ギャップダウンとなる意地の悪い展開になると見ている)
なお、目先に想定している下押しにおいて、最大限1,000円幅の下落があったとしても、8/20安値・26,954円から3,000円を超える急騰に対する調整としては不十分であると見ていることから、米SQ通過後の反発は短期的なものにとどまり、再上昇については、需給調整の通過後と予想している。
その場合、この需給調整は、値幅を伴う、いわゆるスピード調整ではなく、1ヶ月~2ヶ月程度の日柄をかけた調整になると予想している。