※相場概況及び先物手口を追記
今週の日経平均予想
先週(10/11-15)の日経平均は堅調推移となった。
ただ、週間先物手口では、買い筆頭のバークレイズが大きく売り越しているほか、ソシエテ・野村の売り越しも目立っている。
(日々集計の積み上げであり、正式には月曜の残高報告を待つ必要があるが、SQ週以外では数値が大きく異なるケースは少ないことから、大同小異と見ている)
一方、小幅売り越していたゴールドマンが買い戻しに動いているものの、建玉としては中立に戻ったことから、ここから買いを積んでくる可能性は小さいと見ている。
また、国内勢の週間先物手口は売り買い交錯・まちまちとなっており、建玉も薄く、方向感は定まっていない。
なお、足元の日経平均EPSは2,047円・同PERは14.2倍となっており、日経平均の直近高値であり、急落始点となった9/14・30,248.81円時の14.14倍と同等水準まで買われており、上限は近いと見ている。
(直近の日経平均の上昇は、先々週の売られ過ぎからの急反発により選挙アノマリーである株高を意識した買いが先行したものと推測している)
よって、ここからの日経平均の上値は重いと見ている。
また、日経平均・日足チャートにおいても、下向きに転換しつつある25日線が真上に迫っており、ストキャスティックスの買われ過ぎと相まって、いったん75日線付近まで下降後、25日線-75日線のもみ合いに移るのではないか?と見ている。
なお、週初の日経平均については、米国株高により強めに推移すると見られるが、10/19(火)の衆議院選挙公示以降は、先行して上昇した分の利益確定売りにより上値重く推移すると予想している。
したがって、今週の日経平均予想レンジは週初高、その後は弱もみ合いとなり、上値目処は29,300円~29,400円、下値目処は28,550円~28,650円と予想している。
ただ、目先、選挙アノマリーの先行による上昇分が剥げ落ちれば、選挙終盤からはリバウンド期待の買いが入ると予想している。
今後の日経平均予想(短中期予想)
なお、週足ベースでの短中期予想としては、下図・週足チャートのとおり、依然として26週線が13週線の上方に位置している。
したがって、短期的には日経平均29,500円水準に位置する週足・直近高値を結ぶレジスタンスラインまでの高値到達は想定しつつも、ここを上抜くためには日経平均EPSの上昇が必要であるが、直近の低調な決算発表を見る限り、来月初めから始まる7-9月決算への期待は薄いと見ている。
なお、筆者推測のとおり、7-9月決算が不発に終わった場合、日経平均の本格回復は早くて10-12月決算が始まる2月、通常で2022.3月決算を見通すことができる来年3月~5月と見ており、それまでは27,500円~29,000円レンジでの動きと予想している。
※10/18 18:40追記
10/18の相場概況
※RSIは高精度で天底を示唆
日経平均 29025.46 -43.17 TOPIX 2019.23 -4.70 出来高 10.8億株 売買代金 2.53兆円
・RSI (9) 日経平均 73.21 TOPIX 75.08 ・RSI(14) 日経平均 38.31 TOPIX 38.69
・騰落レシオ 92.04
日経平均 29025.46 -43.17
TOPIX 2019.23 -4.70
出来高 10.8億株
売買代金 2.53兆円
・RSI (9) 日経平均 73.21
TOPIX 75.08
・RSI(14) 日経平均 38.31
TOPIX 38.69
・騰落レシオ 92.04
先物手口集計・考察
データの集計方法の詳細 → こちら
(本日は前週末時点の残高報告を受け、先週末の建玉残の一部修正を行っています) ゴールドマン・Cスイスは小幅売り越しながら、売り建玉を拡大している。
また、いったん中立に戻したソシエテは-1,500枚のまとまった売りにより、建玉を再度売り越しに転換しており、明日以降の手口に注目している。
買い筆頭のバークレイズは様子見。その他海外勢は売り買い交錯。
野村は売り乗せ。その他国内勢は買戻しながら、小口にとどまっている。上述の「週間予想」に記したとおり、本日の日経平均は、真上に迫っている下向きに転換しつつある25日線がレジスタンスとなり上値を抑えられた。
目先は200日線・28,760円での底堅さを確かめた後(いったん反発?)、その後、75日線・28,500円付近まで下降するのではないか?と見ている。
データの集計方法の詳細 → こちら
(本日は前週末時点の残高報告を受け、先週末の建玉残の一部修正を行っています)
ゴールドマン・Cスイスは小幅売り越しながら、売り建玉を拡大している。
また、いったん中立に戻したソシエテは-1,500枚のまとまった売りにより、建玉を再度売り越しに転換しており、明日以降の手口に注目している。
買い筆頭のバークレイズは様子見。その他海外勢は売り買い交錯。
野村は売り乗せ。その他国内勢は買戻しながら、小口にとどまっている。
上述の「週間予想」に記したとおり、本日の日経平均は、真上に迫っている下向きに転換しつつある25日線がレジスタンスとなり上値を抑えられた。
目先は200日線・28,760円での底堅さを確かめた後(いったん反発?)、その後、75日線・28,500円付近まで下降するのではないか?と見ている。
【10/19の相場概況及び先物手口】
相場概況
※RSIは高精度で天底を示唆
日経平均 29215.52 +190.06 TOPIX 2026.57 +7.34 出来高 9.9億株 売買代金 2.44兆円 ・RSI (9) 日経平均 83.88 TOPIX 79.40 ・RSI(14) 日経平均 46.35 TOPIX 47.56
・騰落レシオ 86.76
日経平均 29215.52 +190.06
TOPIX 2026.57 +7.34
出来高 9.9億株
売買代金 2.44兆円
・RSI (9) 日経平均 83.88
TOPIX 79.40
・RSI(14) 日経平均 46.35
TOPIX 47.56
・騰落レシオ 86.76
先物手口集計・考察
データの集計方法の詳細 → こちら
また、買い方のJPモルガンが1,700枚の大口買いとなっている一方で、同規模の買い方である三菱UFJモルガンは売り越しとなっており、バークレイズの利益確定売りとともに、買い方の足並みは揃っていない。
なお、国内勢は引き続き売りが目立っている。
ただ、米国・グロース株の強さから、日経平均の下値不安が払しょくされつつあり、目先は25日線のもみ合い、その後、一押しあれば買い優位が鮮明になると見ている。 タイミングとしては衆議院選通過頃か?
なお、TOPIXの低迷は、日本郵政株の売り出し(9500億円)に伴うメガバンク株のポジション調整売りと見ており、その意味でも月末通過が資金循環のタイミングと予想している。
データの集計方法の詳細 → こちら
また、買い方のJPモルガンが1,700枚の大口買いとなっている一方で、同規模の買い方である三菱UFJモルガンは売り越しとなっており、バークレイズの利益確定売りとともに、買い方の足並みは揃っていない。
なお、国内勢は引き続き売りが目立っている。
ただ、米国・グロース株の強さから、日経平均の下値不安が払しょくされつつあり、目先は25日線のもみ合い、その後、一押しあれば買い優位が鮮明になると見ている。 タイミングとしては衆議院選通過頃か?
なお、TOPIXの低迷は、日本郵政株の売り出し(9500億円)に伴うメガバンク株のポジション調整売りと見ており、その意味でも月末通過が資金循環のタイミングと予想している。
【10/20の相場概況及び先物手口】
相場概況
※RSIは高精度で天底を示唆
日経平均 29255.55 +40.03 TOPIX 2027.67 +1.10 出来高 11.1億株 売買代金 2.71兆円 ・RSI (9) 日経平均 83.14 TOPIX 75.91 ・RSI(14) 日経平均 47.79 TOPIX 47.41
・騰落レシオ 82.02
日経平均 29255.55 +40.03
TOPIX 2027.67 +1.10
出来高 11.1億株
売買代金 2.71兆円
・RSI (9) 日経平均 83.14
TOPIX 75.91
・RSI(14) 日経平均 47.79
TOPIX 47.41
※RSI(9)は買われ過ぎを示唆しているが、RSI(14)が低位にあることから堅調な展開となっている。
先物手口集計・考察
※RSI(9)は買われ過ぎを示唆しているが、RSI(14)が低位にあることから堅調な展開となっている。
先物手口集計・考察
データの集計方法の詳細 → こちら
データの集計方法の詳細 → こちら
前日と同じく、売り越し中のゴールドマン・Cスイスが買い戻しを入れ、買い筆頭のバークレイズがまとまった利益確定売りを入れている。また、売り大手の野村が売り乗せていることも同様。
また、買い方のJPモルガンが約1,700枚の大口買いとなっている一方で、その他の海外勢の手口は薄く、様子見となっていることも動意薄の展開に結びついていると見ている。
なお、国内勢も上述のとおり、野村が売り乗せているほかは様子見(現ポジションの維持)が目立っている。
本日の日経平均は、昼前に29,489円高値をつけ29,500円に迫ったものの、高値警戒感から先物にまとまった売りが入り、高値から300円程度の急落となった。
(阿蘇山噴火報が入る少し前であったことから、噴火の予兆により売りが入った可能性があるが、いずれにせよ、市場は利益確定のきっかけを捜していたと思われる)
ストキャスティックスに加えて、RSI(9)が80%と買われ過ぎ圏に入っており。引き続き、目先は直近上昇の過熱感を冷ます下落を想定している。
ただ、RSI(14)が40%台と低位にあることから、売られても買い戻される展開になりやすく、値幅を伴う下落があるとすればスピード調整的な動きになると思われる。
仮にスピード調整がある場合には、目先、1週間程度または月末・月初までの間と見ており、値ごろとしては200日線・28,800円、直近上昇の38.2%押しと75日線が合致する28,500円を下値目処と予想している。
前日と同じく、売り越し中のゴールドマン・Cスイスが買い戻しを入れ、買い筆頭のバークレイズがまとまった利益確定売りを入れている。また、売り大手の野村が売り乗せていることも同様。
また、買い方のJPモルガンが約1,700枚の大口買いとなっている一方で、その他の海外勢の手口は薄く、様子見となっていることも動意薄の展開に結びついていると見ている。
なお、国内勢も上述のとおり、野村が売り乗せているほかは様子見(現ポジションの維持)が目立っている。
本日の日経平均は、昼前に29,489円高値をつけ29,500円に迫ったものの、高値警戒感から先物にまとまった売りが入り、高値から300円程度の急落となった。
(阿蘇山噴火報が入る少し前であったことから、噴火の予兆により売りが入った可能性があるが、いずれにせよ、市場は利益確定のきっかけを捜していたと思われる)
ストキャスティックスに加えて、RSI(9)が80%と買われ過ぎ圏に入っており。引き続き、目先は直近上昇の過熱感を冷ます下落を想定している。
ただ、RSI(14)が40%台と低位にあることから、売られても買い戻される展開になりやすく、値幅を伴う下落があるとすればスピード調整的な動きになると思われる。
仮にスピード調整がある場合には、目先、1週間程度または月末・月初までの間と見ており、値ごろとしては200日線・28,800円、直近上昇の38.2%押しと75日線が合致する28,500円を下値目処と予想している。