※10/4より随時更新(不定期更新)。詳細は → こちら
【本日の相場概況】
※RSIは高精度で天底を示唆
日経平均 28140.28 -90.33 TOPIX 1973.83 -8.85 出来高 11.1億株 売買代金 2.40兆円
・RSI (9) 日経平均 29.82 TOPIX 33.44 ・RSI(14) 日経平均 33.90 TOPIX 37.46
・騰落レシオ 91.97
日経平均 28140.28 -90.33
TOPIX 1973.83 -8.85
出来高 11.1億株
売買代金 2.40兆円
・RSI (9) 日経平均 29.82
TOPIX 33.44
・RSI(14) 日経平均 33.90
TOPIX 37.46
・騰落レシオ 91.97
【日米市場の現況と今後の予想】
ダウ平均
先物・オプション手口集計・考察
データの集計方法の詳細 → こちら
今後、バークレイズがさらに利益確定売りを出さざるを得ない状況になるか否かが焦点となる。(バークレイズはこのまま含み益を乗せていきたいだろう)
なお、JPモルガン、BofA、USBが押し目買い。
ABNアムロのオプションは売り買い交錯も、コール28750を大口買い。
データの集計方法の詳細 → こちら
今後、バークレイズがさらに利益確定売りを出さざるを得ない状況になるか否かが焦点となる。(バークレイズはこのまま含み益を乗せていきたいだろう)
なお、JPモルガン、BofA、USBが押し目買い。
日経平均の予想コメント
先々週日曜にアップした「10月の日経平均予想」に記したとおり、この10月中旬は重要な日柄になると見ている。
同記事においても「反転上昇に向かうパターンと続落パターンのどちらも想定しうる」と記したように、基本的には、足元から上を目指すケースと、いったん下を試すケースの両論併記とならざるを得ない。(筆者本命予想は後述)
その理由の一つとして、衆議院選挙時の東京市場のアノマリーとして、公示日から投開票日までは強含むことが挙げられる。
政権与党としては、選挙期間中の東京市場の弱含みは政権への失望につながりやすいため、口当たりの良い景気浮揚策の吹聴をはじめ、日銀・GPIFを使って株価浮揚に努めるからである。
ただ、今回の選挙についてどうかと見れば、岸田首相の「新しい資本主義」はイメージ先行で具体策が見えず、高校生以下への10万円給付は、コロナと子育て支援の混同が明らかで筋が悪い。(所得制限を設けるか、いっそ住民税非課税世帯への給付の方がまだ良い=住民税非課税世帯は投票率が低く、子育て世帯の投票率が高い票目当てのパラまきは明らか)
そのため、今回の衆議院選挙については、公示日以降、初動は高いことはあっても持続的に高くならない可能性はあり得ると見ている。
これらのことから、先にアップした「日経平均予想イメージ」の現時点でのアップデート版は以下を展開を予想している。(チャートは昨日までの先物価格)
この直近下落が値幅を伴うスピード調整となった可能性はあるものの、米国市場の各チャートも下優位の傾向にあることから、筆者予想としては、仮に10月中旬の重要日柄は上に振れたとしても一時的で、下放れとなる公算もあるとみているのである。
また、国内勢の需給を初め、先物手口からも、買い方の利益確定売り余地が残っていることに加えて、売り方の買い戻しが進んでおり、売り方の買い戻し一巡感が出やすいと見ていることも要因の一つとして挙げられる。
また、先ごろ、半導体や自動車部品の供給不安について記したように、新型コロナウィルスの世界的な影響のすべてを織り込んだとは言えず、10月は実体経済の回復を見定めようとする動きや政府の経済対策に対する催促売りも出やすいと予想している。
したがって、10月相場は選挙アノマリーの株高が実現しない可能性も意識しておく必要があると見ている。
なお、「日経平均予想イメージ」に引いた予想線のとおり、10月が下押しとなった場合は、10月下旬(10月末)~11月初めに反騰相場が期待できると見ているが、短期決戦になる可能性があると予想している。
なお、先物手口は、ソシエテ・野村が売り越し、JPモルガンは買い越し。その他はまちまち。
※10/15 18:40追記
先々週日曜にアップした「10月の日経平均予想」に記したとおり、この10月中旬は重要な日柄になると見ている。
同記事においても「反転上昇に向かうパターンと続落パターンのどちらも想定しうる」と記したように、基本的には、足元から上を目指すケースと、いったん下を試すケースの両論併記とならざるを得ない。(筆者本命予想は後述)
その理由の一つとして、衆議院選挙時の東京市場のアノマリーとして、公示日から投開票日までは強含むことが挙げられる。
政権与党としては、選挙期間中の東京市場の弱含みは政権への失望につながりやすいため、口当たりの良い景気浮揚策の吹聴をはじめ、日銀・GPIFを使って株価浮揚に努めるからである。
ただ、今回の選挙についてどうかと見れば、岸田首相の「新しい資本主義」はイメージ先行で具体策が見えず、高校生以下への10万円給付は、コロナと子育て支援の混同が明らかで筋が悪い。(所得制限を設けるか、いっそ住民税非課税世帯への給付の方がまだ良い=住民税非課税世帯は投票率が低く、子育て世帯の投票率が高い票目当てのパラまきは明らか)
そのため、今回の衆議院選挙については、公示日以降、初動は高いことはあっても持続的に高くならない可能性はあり得ると見ている。
これらのことから、先にアップした「日経平均予想イメージ」の現時点でのアップデート版は以下を展開を予想している。(チャートは昨日までの先物価格)
この直近下落が値幅を伴うスピード調整となった可能性はあるものの、米国市場の各チャートも下優位の傾向にあることから、筆者予想としては、仮に10月中旬の重要日柄は上に振れたとしても一時的で、下放れとなる公算もあるとみているのである。
また、国内勢の需給を初め、先物手口からも、買い方の利益確定売り余地が残っていることに加えて、売り方の買い戻しが進んでおり、売り方の買い戻し一巡感が出やすいと見ていることも要因の一つとして挙げられる。
また、先ごろ、半導体や自動車部品の供給不安について記したように、新型コロナウィルスの世界的な影響のすべてを織り込んだとは言えず、10月は実体経済の回復を見定めようとする動きや政府の経済対策に対する催促売りも出やすいと予想している。
したがって、10月相場は選挙アノマリーの株高が実現しない可能性も意識しておく必要があると見ている。