2021-10-22

今後の日経平均予想(10/22)


 相場概況


   ※RSIは高精度で天底を示唆

  日経平均  28804.85 +96.27
  TOPIX     2002.23 +1.42
  出来高    10.5億株 
  売買代金 2.43兆円 
  
・RSI (9) 日経平均 56.96
           TOPIX    52.56    
・RSI(14) 日経平均 54.40
          TOPIX  56.97 

・騰落レシオ   77.27




先物手口集計・考察

  データの集計方法の詳細 → こちら

3営業日連続にて売り越し中のゴールドマン・Cスイスが買い戻しを入れており、Cスイスについては3,500枚に迫る大口買戻しとなっている。

一方で、売り大手の野村も3営業日連続での売り乗せてとなっており、-3,000枚を売り越している。

なお、昨日プラ転となったソシエテは4,400枚の買い越しとなっており、来週も買い越しとくると日経平均(TOPIX)も強い動きになることが想定される


また、買い方のJPモルガンも2,000枚の大口買いとなっており、買い建玉を3枚万に乗せており強気戦略と思える。


なお、国内勢はみずほ証券が昨日に続く大口売り越しにより売り越し建玉を拡大しているほかは買い優位の手口が目立っている。


ABNアムロのオプションはコール買い・プット売りが優勢となっている。





日経平均の予想コメント 


本日の日経平均は、米国市場はまちまちながら、過度に不安視される状況ではなかったものの、昨日の日経平均の大幅下落による追い証逃れの売りなど、センチメントの悪化により下振れて始まり、75日線・28,532円を意識する28,546円まで下落した。

ただ、その後は売り方の買い戻しと値ごろ感からの買いにより29,000円に迫ったものの、利益確定売りに押されたものの、+96円高28,804.85円と前日比プラスでの大引けとなった

昨日筆者が記した75日線でのサポートや「本日及び時間外での28,500円達成により直近の過熱感が冷まされており、目先的にはスピード調整完了が近づいている」との予想どおりとなった。

また、昨日の先物高値29,490円から昨日の先物ナイト安値29,420円と、1,000円幅を達成したことからもスピード調整完了の可能性がある。

なお、ダウ平均についてはボリンジャーバンド+2σのバンドウォークとなっているものの、MACDが直近安値の-270から+270の対極まで上昇していることから、目先的には+1σ・35,150ドル~35,300ドル程度までの下落によりMACDを冷ます必要があると思われ、ダウが軟調となった際に日経平均が連れ安せずに強張るかどうかが注目される。

なお、日経平均の下値については、昨日の時間外及び本日の日中に75日線を達成したことから、目先は今晩の米国市場が直近の買われ過ぎや週末要因からの利益確定売りの出方次第とみているが、ダウ平均が-200ドル安を超える反落とならない限りは、日経平均は目先、本日安値・28,540円を守る展開になると思われる。

また、月曜は日本郵政株の売り出し価格決定期間の初日となっている。

日本郵政株は9,800億円(約1兆円)規模の売り出しとなっており、このうち海外勢に25%が売り出されることとなっている。

海外の引き受け先のみならず、国内の引き受け先についても、売り出し価格の安値誘導を図る売りが出ることが想定されるため、来週月曜の日経平均(TOPIX)は軟調な展開となる可能性があるものの、その後は短期的な利を乗せるために堅調な値動きが想定される。

なお、本日の終値にて確定した週足チャートでは、先週末までは26MA-13MA-52MAと26MAが13MAを上回る逆相位にあったが、今週末時点では13MA-26MA-52MAの順となり、13週線が26週線を30円ほど上回り、週足ベースでのパーフェクトオーダーが整い始めている。

このことから、来週以降、日足ベースでの乱高下はあっても、13週線が26週線を上回っている限り、中期上昇トレンドが維持される可能性があると見ている。

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