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今週の日経平均予想
金曜夕刻の記事にて「来週月曜の日経平均(TOPIX)は軟調な展開となる可能性がある」と記したとおり、金曜の米国時間にて日経先物は28,700円と日中終値比-100円安で返って来ており、月曜の日経平均は安寄りの可能性が生じている。
安寄り後にどこまで切り返すことができるかが焦点となるが、ナスダック総合指数が大きく下げており、月曜・日本時間での大きな戻りは難しいと見ている。
(ただ、ナスダックの主要移動平均線は上向きを維持しているため、超目先的には月曜の同指数は買い戻される可能性があり、これを先取りする形で日経平均が終盤にかけて小幅高程度まで買い戻される可能性はあると見ている)
なお、仮に月曜のナスダックが反発となったとしても超目先の動きであり、ダウ平均・ナスダックともに日足MACDに陰転の兆しが発生しており、目先的には戻りは売られる可能性が高いと予想している。
ちなみに、ダウ平均のMACDは直近安値の-270から+270の対極まで上昇していることから、目先的にはポリンジャーバンド+1σ・35,150ドル~35,300ドル(足元から350ドル~500ドル安)程度の反落によりMACDを冷ます必要があると見ている。
ダウ平均のMACDの冷まし方が急激なものとなれば日経平均の下押し圧力になると見ているが、100ドル~200ドル程度の上下ジグザグでの動きとなれば、日経平均への影響は軽微と思われる。
これらのことから、今週(10/25週)の日経平均の予想レンジは、下値目途については75日線28,540円付近と見ているが、仮に75日線を下回った場合には52週線・28,266円が直近上昇の半値押し水準と合致していることから、28,200円~28,300円が下値目処と見ている。
なお、上値目処については、月曜の東京市場が下げ渋りから小幅高で終えた場合には、月曜夜の米国市場の反発が想定されることから、日経平均は翌・火曜には25日線・29,040円~29,100円付近まで上昇することが想定される。
ただ、上述のとおり、ダウ平均・ナスダック総合指数ともに目先は弱含みの可能性があることから、日経平均も、週末の衆議院選挙投開票日を前に与党の惨敗懸念から再度売られる展開になりやすいと見ている。
(仮に、火曜日付近に日経平均がいったん29,000円に乗せた場合には、下値は75日線までの可能性がある反面、29,000円に乗せずに推移した場合、日経平均の下値は28,200円程度まで広がる可能性があると見ている)
(この考えは、週初の高値から-500円が安値水準になるとの見通しから成り立っており、安値到達後は半値程度は買い戻されて週を終えると見ている)
今後の日経平均予想(短中期予想)
衆議院選挙投開票日後の動きとしては、仮に与党が惨敗したとしても過半数を割ることは考えにくく、逆に金融所得課税の強化などの増税路線が封印されることに加え、給付金については公明党が提案している高校生以下よりも幅広い範囲で給付する経済対策などが出てくるものと推測される。
また、直近の決算発表は、緊急事態宣言の影響を受けやすい2月決算の小売業が中心であったため冴えない結果となったが、来週から本格化する決算発表は緊急事態宣言の影響を比較的受けにくい主力株であることや、決算発表に対する期待値が下がっていることから極端な減益とならない限り、好感される動きが高まると予想している。
加えて、大型売り出しによる日本郵政株の空売りにも買い戻しが入ると思われることもTOPIXの浮上要因となりやすいと見ている。
したがって、筆者想定どおりの動きとなれば、11月相場については堅調な展開が期待され、日経平均3万円乗せの可能性があると見ている。
なお、決算発表の結果次第で、11月中に30,200円~30,400円を超えることができれば、年内にも2月高値・30,714円を超える可能性があると予想している。
【10/25の相場概況及び先物手口】
【本日の相場概況】
※RSIは高精度で天底を示唆
日経平均 28600.41 -204.44 TOPIX 1995.42 -6.81 出来高 10.4億株 売買代金 2.27兆円
・RSI (9) 日経平均 58.64 TOPIX 56.07 ・RSI(14) 日経平均 60.60 TOPIX 62.97
・騰落レシオ 76.99
日経平均 28600.41 -204.44
TOPIX 1995.42 -6.81
出来高 10.4億株
売買代金 2.27兆円
・RSI (9) 日経平均 58.64
TOPIX 56.07
・RSI(14) 日経平均 60.60
TOPIX 62.97
・騰落レシオ 76.99
先物手口集計・考察
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データの集計方法の詳細 → こちら
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