2021-11-02

今後の日経平均予想(11/2)




1. 本日の相場概況

   ※RSIは高精度で天底を示唆

  日経平均  29520.90 -126.18
  TOPIX     2031.67 -13.05
  出来高     11.8億株 
  売買代金  2.77兆円 
  
・RSI (9) 日経平均     55.12
           TOPIX      55.60     
・RSI(14) 日経平均   68.19  
          TOPIX      64.76 

・騰落レシオ  83.43



2. 先物手口集計・考察

 データの集計方法の詳細 → こちら


前日の日経平均の大幅高では買い戻しとなったゴールドマンであったが、本日は再度-1,200枚の売り越しにより、建玉を-7,700枚の売り越しに。

また、ソシエテも1,100枚の利益確定売りにより、持ち高を中立に戻しており、明後日の休場明けの手口が注目される。

なお、買い越し筆頭のバークレイズは-4,200枚の大口利益確定売りとなっている。

なお、野村も-3,500枚の大口売り越しとなっている。


また、バークレイズに次ぐ買い方のJPモルガン・三菱UFJモルガンはともに小口売りのポジション調整となっている。

国内勢は、休場前のポジション調整と思われる買い越し(買戻し)基調となっている




 ABNアムロのオプション手口

昨日、「利益確定の下準備か?」と記したが、本日は29000から下のショートプットの買戻しに動いている。





3. 日経平均の予想コメント 


本日の日経平均は、前日の大幅高を受けて朝方は利益確定売りにより-200円近い反落となったが、その後は売り方の買い戻しにより下げ渋りを見せるもみ合いの動きとなった。

日経平均終値は-126円安・29,520円。

日経平均日足チャートでは、目先動向を示唆するストキャスティックスが買われ過ぎ圏入りしており、目先的には利益確定売りが優勢になるとの見方に変わりはない。

また、足元では25日移動平均線が28,741円にて下向きとなっていることから、前日の大幅上昇に対する短期的な調整をこなし、25日移動平均線のせり上がりを待つことになると見ている。

押し目の目処としては、引き続き、浅押しの場合は前日の日経先物寄り付き値の29,400円付近、深押しの場合は29,000円~29,200円と予想しており、下押し後は前日の高値を上抜く上昇となる公算が高いと見ている。

なお、反転の日柄としては、日経平均が足元の価格帯で推移した場合、25日移動平均線が上向きへの転換が11/9と推計され、同移動平均線が29,000円に到達するのは11/11と推計されることから、11/9-11/11が変化日となる可能性があると見ている。

ただし、米国市場動向や来週末にピークを迎える決算発表が振るわず、日経平均EPSが想定以上に低下する場合には、25日線で支えきれず、一時的に75日線と26週線が重なる28,600円~28,800円まで反落する可能性もある。

なお、明日11/3の東京市場は休場となります。

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