※ かねて記していた事由により、2022年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。
また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあります。ご了承願います。
筆者集計による先週(3/12-17)の先物手口及び週末残高は以下のとおりとなっている。
ただし、日々公表手口の累計である「速報版」であり、月曜の残高報告数値によっては修正もあり得る。
先物データ集計方法 → こちら
先週の急落地合の中、売り越し筆頭の野村が25,899枚の利益確定・巨額買い戻しとなっている中、買い越し筆頭のバークレイズは-6,036枚のリスク回避売りとなっているものの、ボリュームは薄い。
一方、直近の下落相場の中、売り越し参入のゴールドマンは-11,138枚を売り越し、売り越し建玉を-50,770枚に伸ばしている。
小幅買い越していたJPモルガンは-14,768枚を売り越し、建玉を中立に引き下げている。
オプション手口・残高
なお、ABNアムロのオプション(3/17の手口・残高)は下表のとおりとなっている。
PUTの買い・売りを交互に並べており方向感は見えないものの、金曜はPUT26750を607枚買い建てており、足元のセンチメントを現しているかもしれない。 (なお、オプションは4月限のため3月配当権利落ち後の価格となる)
今後の日経平均予想
ここまでの3月相場を振り返れば、2/26にアップした「3月のアノマリーを交えた今後の日経平均予想」にて
>3月上旬は高く、中旬に売られ、下旬に向けて個人を中心とした買いにより高くなる・・・
と記したとおり、日経平均予想は3/9に28,734円高値到達後に急落と、3/16に26,632円安値と、2週間で約2,000円下落する「3月上旬は高く、中旬に売られ…」の筆者予想どおりの展開となった。
なお、「下旬に向けて個人を中心とした買いにより高くなる」展開については、先週、「配当権利取り直前なる可能性がある」と若干の修正を加えたとおり、反発時期は少し後ろズレする可能性がある。(後述)
ただ、世界の株式市場は本格調整入りした可能性があると考えており、反発は自律反発にとどまる可能性があることは既述のとおりである。
冒頭、先物手口考察にて、ゴールドマンが売り玉を伸ばしているということを記したが、先週のゴールドマンの日々手口の推移は下表のとおりとなっている。
表の最下段が先物ラージ2限月とミニ3限月の手口累計となっており、ゴールドマンは先々週金曜に-3,000枚を売り越した後、先週に入り、月曜・水曜は売り買い交錯であったが、他の3営業日は3,000枚~4,000枚の大口売りとなっている。
ここで注目していることは、先行して売り越していた野村・みずほの国内勢は大口の買い戻しを挟んでいるものの、ゴールドマンは売り参入が遅かったため、まだ利益確定の買い戻しを入れる段階に至っていない可能性がある。
そのため、売りのサイクルはもう少し継続し、買い戻しの空気感はまだ少し後になるのではないか?と推測している次第である。
また、日経平均・週足チャートではストキャが約50%に沈んでいるが、MACDについてはプラス圏でMACDがシグナル線を下抜くデットクロスを示現したばかりであり、直近での2,000円急落を演出した売り方としてはMACDの明確な下抜きによって相場の空気感を暗転させ、買い方の投げを誘いたい局面と思われる。
したがって、日経平均の日足ベースでの反発はあっても、週足ベースでは反落優位と考えるのが妥当と思われ、配当権利取りによる反発は目先の反発にとどまり、長くは続かないと見ている。
なお、目先の反発については、早ければ3/22(3/21休場明け)、遅くとも今週末にいったん生じると予想している。
したがって、今週の日経平均レンジについては下値目処が26,600円~26,800円、高値目処は27,000円~27,200円27,250円~27,450円と見ている。※配当権利落ち前後の価格を混同していたため修正
(休場明けに反発となれば高値目処で週を終えるが、反発が週末まで引き延ばされれば27,000円が今週の上値目処と見ている)
なお、日経平均は3/29の配当権利取り最終日まで高いと見ているが、配当権利落ち分を埋めたあたりが戻りの限界になるとの予想は変えていない。
また、現時点での筆者メインシナリオは、3月下旬~4月初めはもみ合い、その後、4月中旬の東京市場SQに向けてボトムを試すと予想しており、4月の安値目処については1/4安値・25,661円がターゲットとなりやすいと見ている。
なお、その後は反発となるものの、27,000円~27,500円が上値目処となり、セルインメイにつながる可能性があると予想している。……このあたりについては(時間があれば)別途、稿を改めて考察する予定です。
先週の急落地合の中、売り越し筆頭の野村が25,899枚の利益確定・巨額買い戻しとなっている中、買い越し筆頭のバークレイズは-6,036枚のリスク回避売りとなっているものの、ボリュームは薄い。
一方、直近の下落相場の中、売り越し参入のゴールドマンは-11,138枚を売り越し、売り越し建玉を-50,770枚に伸ばしている。
>3月上旬は高く、中旬に売られ、下旬に向けて個人を中心とした買いにより高くなる・・・
と記したとおり、日経平均予想は3/9に28,734円高値到達後に急落と、3/16に26,632円安値と、2週間で約2,000円下落する「3月上旬は高く、中旬に売られ…」の筆者予想どおりの展開となった。
なお、「下旬に向けて個人を中心とした買いにより高くなる」展開については、先週、「配当権利取り直前なる可能性がある」と若干の修正を加えたとおり、反発時期は少し後ろズレする可能性がある。(後述)
ただ、世界の株式市場は本格調整入りした可能性があると考えており、反発は自律反発にとどまる可能性があることは既述のとおりである。
冒頭、先物手口考察にて、ゴールドマンが売り玉を伸ばしているということを記したが、先週のゴールドマンの日々手口の推移は下表のとおりとなっている。
ここで注目していることは、先行して売り越していた野村・みずほの国内勢は大口の買い戻しを挟んでいるものの、ゴールドマンは売り参入が遅かったため、まだ利益確定の買い戻しを入れる段階に至っていない可能性がある。
そのため、売りのサイクルはもう少し継続し、買い戻しの空気感はまだ少し後になるのではないか?と推測している次第である。
また、日経平均・週足チャートではストキャが約50%に沈んでいるが、MACDについてはプラス圏でMACDがシグナル線を下抜くデットクロスを示現したばかりであり、直近での2,000円急落を演出した売り方としてはMACDの明確な下抜きによって相場の空気感を暗転させ、買い方の投げを誘いたい局面と思われる。
したがって、日経平均の日足ベースでの反発はあっても、週足ベースでは反落優位と考えるのが妥当と思われ、配当権利取りによる反発は目先の反発にとどまり、長くは続かないと見ている。
なお、目先の反発については、早ければ3/22(3/21休場明け)、遅くとも今週末にいったん生じると予想している。
したがって、今週の日経平均レンジについては下値目処が26,600円~26,800円、高値目処は27,000円~27,200円27,250円~27,450円と見ている。※配当権利落ち前後の価格を混同していたため修正
(休場明けに反発となれば高値目処で週を終えるが、反発が週末まで引き延ばされれば27,000円が今週の上値目処と見ている)
なお、日経平均は3/29の配当権利取り最終日まで高いと見ているが、配当権利落ち分を埋めたあたりが戻りの限界になるとの予想は変えていない。
また、現時点での筆者メインシナリオは、3月下旬~4月初めはもみ合い、その後、4月中旬の東京市場SQに向けてボトムを試すと予想しており、4月の安値目処については1/4安値・25,661円がターゲットとなりやすいと見ている。
なお、その後は反発となるものの、27,000円~27,500円が上値目処となり、セルインメイにつながる可能性があると予想している。……このあたりについては(時間があれば)別途、稿を改めて考察する予定です。
※追記3/22(水)17:52
今週の日曜・3/19にアップした「3月後半~4月の日経平均予想」にて、今週の予想について次のとおり記した。
>目先の反発については、早ければ3/22(3/21休場明け)、遅くとも今週末
>今週の日経平均レンジについては下値目処が26,600円~26,800円、高値目処は27,250円~27,450円
本日の休場明けの日経平均は、500円を超える大幅反発となり、筆者予想「早ければ3/22」が的中となった。
また、上下目処についても、下値が3/20時間外の26,650円と筆者予想レンジの26,600円~26,800円の下限を達成、高値は本日の27,520円と、予想レンジ・27,250円~27,450円の上限を達成する予想どおりの展開となった。
今後については、引き続き日経平均は、目先・3/29の配当権利取り最終日までは、もみ合いながらも高値圏を維持すると見ており、3月末~4月初めはやや下押し、その後、4月中旬の東京市場SQに向けて下値を試すとのメインシナリオに変更はない。
なお、本日の先物手口(部分)については以下のとおりとなっている。
直近、買い戻しに入っていたみずほが満を持して-6,354枚の大量売り越し、(表にはないが)ゴールドマンが4,697枚の買戻し、野村は-1.870枚の売り越しとなっており、ここからの上値についてはゴールドマン・野村の売りが入ると見ている。
今週の日曜・3/19にアップした「3月後半~4月の日経平均予想」にて、今週の予想について次のとおり記した。
>目先の反発については、早ければ3/22(3/21休場明け)、遅くとも今週末
>今週の日経平均レンジについては下値目処が26,600円~26,800円、高値目処は27,250円~27,450円
本日の休場明けの日経平均は、500円を超える大幅反発となり、筆者予想「早ければ3/22」が的中となった。
また、上下目処についても、下値が3/20時間外の26,650円と筆者予想レンジの26,600円~26,800円の下限を達成、高値は本日の27,520円と、予想レンジ・27,250円~27,450円の上限を達成する予想どおりの展開となった。
今後については、引き続き日経平均は、目先・3/29の配当権利取り最終日までは、もみ合いながらも高値圏を維持すると見ており、3月末~4月初めはやや下押し、その後、4月中旬の東京市場SQに向けて下値を試すとのメインシナリオに変更はない。
なお、本日の先物手口(部分)については以下のとおりとなっている。
直近、買い戻しに入っていたみずほが満を持して-6,354枚の大量売り越し、(表にはないが)ゴールドマンが4,697枚の買戻し、野村は-1.870枚の売り越しとなっており、ここからの上値についてはゴールドマン・野村の売りが入ると見ている。
※追記3/24(金)18:04
今週の日経平均は、一昨日のダウ平均-530ドルの大幅安にもかかわらず、日経平均は「もみ合いながらも高値圏を維持」する筆者予想どおりの展開で週を終えた。
ただ、足元の時間帯(3/24・18:00時点)、1ドル130円割れのドル安円高を伴ってダウ平均先物が-160ドル安まで売られる急動意の展開となっている。
仮に、米国市場がこの地合いを引き継いで週を終えた場合には、(為替市場の急動意を伴っていることから)筆者予想「日経平均は3/29の配当権利取り最終日までは高値圏」を修正し、来週前半の日経平均は下押しの可能性が生じることから、これらの動向を注視すべき局面となっている。
今週の日経平均は、一昨日のダウ平均-530ドルの大幅安にもかかわらず、日経平均は「もみ合いながらも高値圏を維持」する筆者予想どおりの展開で週を終えた。
ただ、足元の時間帯(3/24・18:00時点)、1ドル130円割れのドル安円高を伴ってダウ平均先物が-160ドル安まで売られる急動意の展開となっている。
仮に、米国市場がこの地合いを引き継いで週を終えた場合には、(為替市場の急動意を伴っていることから)筆者予想「日経平均は3/29の配当権利取り最終日までは高値圏」を修正し、来週前半の日経平均は下押しの可能性が生じることから、これらの動向を注視すべき局面となっている。