※ かねて記していた事由により、2022年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。
また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあります。ご了承願います。
(お知らせ)更新頻度については「概ね1~3か月に数回程度」としつつも、これまでは週に2~3回程度更新してきましたが、かねて記してきた理由により、今月末を以て記述の「概ね1~3か月に数回程度」とさせていただきます。---------------------------------------------------
まずは、筆者集計による先週(3/20-24)の先物手口及び週末残高は以下のとおりとなっている。
なお、この週間手口については、日々公表手口の累計である「速報版」であり、月曜の残高報告数値によっては修正もあり得る。
先物データ集計方法 → こちら
ゴールドマンは+7,561枚のリスク回避の買い戻し週となった。また、野村についても+3,144枚の買いと、いったんの買い戻しとなっている。
ただ、ゴールドマン・野村ともに売り越しは-4.4万枚と高水準となっていることから、引き続き、売り玉に利益を乗せる機をうかがっていると見ている。
なお、バークレイズは+10,811枚の弩弓の買い越しにより、買い建玉を+92,000枚に乗せている。
一方、売り筆頭のみずほは-12,756枚の弩弓の売りによって、売り建て玉を77,000枚に乗せており、買い方との強弱感の対立が鮮明となっている。
オプション手口・残高
なお、ABNアムロのオプション(3/24の手口・残高)は下表のとおりとなっている。
なお、オプションは4月限のため3月配当権利落ち後の価格となる。
短中期日経平均予想
メインシナリオとしては、先週日曜・3/19や従来から記している予想に変化はない。
>目先・3/29の配当権利取り最終日までは、もみ合いながらも高値圏を維持すると見ており、3月末~4月初めはやや下押し、その後、4月中旬の東京市場SQに向けて下値を試す。
ただ、足元の日経平均は、横ばいの200日線・5日線・75線が集中している価格帯にあることや、日足MACDが依然として上向きを維持していることから、今しばらく高値圏にとどまる可能性も生じている。
配当権利取り最終日通過を契機に反落するとの予想については、配当権利落ちの-270円の剥落により、チャートの上記抵抗ラインを下抜くことが要因と見ている。
ただ、先週の日経平均がやや下寄りにもみ合っていることから、下値抵抗が出来つつあるとの見方もできることから、配当権利落ちによる反落が短期上昇トレンドを延命することにつながり、日足MACDのゼロライン到達まで反落が先遅れとなる可能性が生じている。
下図は、日経平均・日足MACD及びストキャスティクスの現況及び筆者の予想チャートとなる。
ストキャについては、買われ過ぎ圏にあることは事実ながら、直近の高値位置には一段・二弾の間があることに加え、天井張り付き特性があるストキャの特性を考え合わせると、MACDの上昇余地に従って、今しばらく高値圏でのもみ合いになるとの考え方も有力となる。
したがって、今週の日経平均については、引き続き27,250円~27,550円のレンジ内の値動きと予想しており、仮に配当権利取り最終日の日経平均がレンジ下限の27,250円を下抜いた場合には、翌日の配当権利落ち後の価格は(ダウが小幅の値動きであれば)27,000円を割って始まることが予想され、MACD・ストキャの陰転を側面支援することとなり、下方転換となり得る。
一方、レンジ上限27,550円近くで配当権利取り最終日を通過した場合には、翌日は下げても27,300円前後と前記の移動平均線までとなり、MACD・ストキャも高値圏のもみ合いに終始し、下押し圧力にはならず、逆に上値余地を試す動きにつながりやすく、MACDがゼロライン攻防で破れるまで短期トレンドは延命することになる。
したがって、後者の展開となった場合には来週末の米雇用統計まで高値圏での値動きが継続する可能性があると読んでいる。
なお、その後の展開については、MACD・ストキャチャートに示したように、4月中旬付近の反落局面後、5月中旬~下旬までは反騰局面入りを予想している。
ただ、5月下旬以降はセルインメイの相場格言どおり反落相場となり、反発は9月以降まで待たなければならないとの見通しは従来から変わっていない。
※20:50追記
目先的に、指数は今しばらく高値圏でのもみ合いとなる可能性が高いと見ている理由として個別株要因がある。
米SVBの破綻やゆうちょ銀の売り出しによる需給懸念から一気に売られた金融株の自律反発のタイミングが近づいている。先週末の金融株の信用取り組みは総じて1倍を割っており、きっかけ次第で買い戻しが急になりやすいことも指数を堅調に推移させる要因になり得ると見ている。
ゴールドマンは+7,561枚のリスク回避の買い戻し週となった。また、野村についても+3,144枚の買いと、いったんの買い戻しとなっている。
ただ、ゴールドマン・野村ともに売り越しは-4.4万枚と高水準となっていることから、引き続き、売り玉に利益を乗せる機をうかがっていると見ている。
なお、バークレイズは+10,811枚の弩弓の買い越しにより、買い建玉を+92,000枚に乗せている。
一方、売り筆頭のみずほは-12,756枚の弩弓の売りによって、売り建て玉を77,000枚に乗せており、買い方との強弱感の対立が鮮明となっている。