※ かねて記していた事由により、2022年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。
また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあります。ご了承願います。
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先物手口及びオプション手口
筆者集計による先週(5/1-5)の先物手口及び週末残高は以下のとおりとなっている。
先物データ集計方法 → こちら
結局、4月当初に5万枚の売り越し建玉となっていたゴールドマンは買い戻しに走り、売り建て玉をニュートラルまで圧縮している。
一方、売り越し筆頭の野村は買い戻しを入れながらも高値での売り直しにより、売り越し建玉を7万枚近くまで積み上げている。
結局、4月当初に5万枚の売り越し建玉となっていたゴールドマンは買い戻しに走り、売り建て玉をニュートラルまで圧縮している。
一方、売り越し筆頭の野村は買い戻しを入れながらも高値での売り直しにより、売り越し建玉を7万枚近くまで積み上げている。
また、売り越し2番手のみずほも4万枚の売り越しとなっているのに対し、バークレイズ・モルガン系2が大幅買い越しとなっているなど、外人買い・日本勢売りの構図が継続している。
ABNアムロは、29,000・28,875円のCALL大口買い・29,125円より下方の広範なPUT売りとなっており、この手口が日経平均の堅調さに一役買っており、SQ通過まではこの流れは維持される可能性が高いと見ている。
今後の日経平均予想
前回、3/30にアップした「米国市場の現在値と週足ベースでの日経平均予想」にて、日経平均の見通しについて次のとおり記した。
>筆者が最も可能性の高いと考える推移としては、(週足MACDが)いったんゼロラインまで押した後、+500手前まで上昇し、高値圏でもみ合う展開である。
>(この場合、ストキャは売られ過ぎ圏まで低下せずに反発すると考える)
本稿を記した後、週足MACDは筆者予想どおり下降し(ゼロライン手前で折り返しとなったものの)筆者予想どおり再度上昇に転じ、高値圏に到達している。
ストキャについては、筆者想定どおり売られ過ぎ圏まで低下せずに反発となった。
今後の見通しについては、本稿に記した「高値目処は5月相場・29,000円~29,500円」に変わりなく、最も楽観的な想定では29,500円超の高値が見込めると見ている。
一方で、足元の日経平均が上限レンジ内にあり、日米ともに週足MACD・ストキャともに買われ過ぎ圏に到達していることから、近く週足ベースの下落局面に移行してもおかしくなく、従来からの予想どおりセルインメイの下落局面が訪れるとの予想に変わりはない。
ただ、現状、日米ともに日柄を伴う上昇トレンドに入っていることから、トレンド反転は何らかの目に見えるきっかけが必要と思われる。
(なお、この下落局面については、暴落型ではなくスピード調整または日柄調整パターンとなるのではないか?と予想しており、週足ベースの転換であるだけに1週間~4週間程度の高値圏でのもみ合いの可能性がある)
転換点となりうる時期についての一例を挙げれば、今週末の東京市場SQ、来週末の米国市場SQ、月末、29,500円超、突如悪材料が現れるタイミングと見ている。
いずれにしても、もっと上がると市場が強気一辺倒に傾き、梯子外しに遭うタイミングが近づいている可能性が高いと思われる。
また、売り越し2番手のみずほも4万枚の売り越しとなっているのに対し、バークレイズ・モルガン系2が大幅買い越しとなっているなど、外人買い・日本勢売りの構図が継続している。
ABNアムロは、29,000・28,875円のCALL大口買い・29,125円より下方の広範なPUT売りとなっており、この手口が日経平均の堅調さに一役買っており、SQ通過まではこの流れは維持される可能性が高いと見ている。
>筆者が最も可能性の高いと考える推移としては、(週足MACDが)いったんゼロラインまで押した後、+500手前まで上昇し、高値圏でもみ合う展開である。
>(この場合、ストキャは売られ過ぎ圏まで低下せずに反発すると考える)
本稿を記した後、週足MACDは筆者予想どおり下降し(ゼロライン手前で折り返しとなったものの)筆者予想どおり再度上昇に転じ、高値圏に到達している。
ストキャについては、筆者想定どおり売られ過ぎ圏まで低下せずに反発となった。
今後の見通しについては、本稿に記した「高値目処は5月相場・29,000円~29,500円」に変わりなく、最も楽観的な想定では29,500円超の高値が見込めると見ている。
一方で、足元の日経平均が上限レンジ内にあり、日米ともに週足MACD・ストキャともに買われ過ぎ圏に到達していることから、近く週足ベースの下落局面に移行してもおかしくなく、従来からの予想どおりセルインメイの下落局面が訪れるとの予想に変わりはない。
ただ、現状、日米ともに日柄を伴う上昇トレンドに入っていることから、トレンド反転は何らかの目に見えるきっかけが必要と思われる。
(なお、この下落局面については、暴落型ではなくスピード調整または日柄調整パターンとなるのではないか?と予想しており、週足ベースの転換であるだけに1週間~4週間程度の高値圏でのもみ合いの可能性がある)
転換点となりうる時期についての一例を挙げれば、今週末の東京市場SQ、来週末の米国市場SQ、月末、29,500円超、突如悪材料が現れるタイミングと見ている。
いずれにしても、もっと上がると市場が強気一辺倒に傾き、梯子外しに遭うタイミングが近づいている可能性が高いと思われる。
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※追記5/12(金)19:52
本日の日経平均は引き続き海外勢の買いが続き、261円高・29,388円の大幅高の展開となった。
これにより、日経平均は筆者想定のレンジ上限である29,500円に近づいてきたものの、足元の勢いは今しばらく継続する可能性が高い。
ただ、米国主要3指数は、ダウ平均に反発余地が生じている一方で、S&P500及びナスダックは日足ストキャが買われ過ぎ圏入りしていることから、目先一段高となった後の持続性については慎重に見ている。
そのため、29,500円クリア後の日経平均は上値重く推移する可能性が高いと見ている。
また、東京市場は本日が決算発表のビークであることから来週は手がかり難となることが予想されることも上値が重い要因と考えている。
加えて、日経平均は決算前に比べて100円程度低下しており、本日時点のPERは14.49倍と昨年・2022年1月5日の日経平均29,332円時点の14.22倍に並んでいる。
2022年はその後、2,000円を超える下落となっていることも強気になりにくい要因と見ている。(つづく)
本日の日経平均は引き続き海外勢の買いが続き、261円高・29,388円の大幅高の展開となった。
これにより、日経平均は筆者想定のレンジ上限である29,500円に近づいてきたものの、足元の勢いは今しばらく継続する可能性が高い。
ただ、米国主要3指数は、ダウ平均に反発余地が生じている一方で、S&P500及びナスダックは日足ストキャが買われ過ぎ圏入りしていることから、目先一段高となった後の持続性については慎重に見ている。
そのため、29,500円クリア後の日経平均は上値重く推移する可能性が高いと見ている。
また、東京市場は本日が決算発表のビークであることから来週は手がかり難となることが予想されることも上値が重い要因と考えている。
加えて、日経平均は決算前に比べて100円程度低下しており、本日時点のPERは14.49倍と昨年・2022年1月5日の日経平均29,332円時点の14.22倍に並んでいる。
2022年はその後、2,000円を超える下落となっていることも強気になりにくい要因と見ている。(つづく)
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※追記5/15(月)20:02
先週末の米国株の小幅安に対して、本日の日経平均の逆行高は、好調な銀行決算により日経平均EPSが前日より13円ほど嵩上げされたことによる買いと見ている。
本日は決算発表の実質的な最終日であるため、明日以降は決算発表のフォローがなくなるため、好決算で買われた個別株には順次利益確定売りが入る可能性がある。
ただ、買いの勢いも残っており、G7日本開催を囃すためにも週末までは高値圏での動きが続く可能性がある。
先週末の米国株の小幅安に対して、本日の日経平均の逆行高は、好調な銀行決算により日経平均EPSが前日より13円ほど嵩上げされたことによる買いと見ている。
本日は決算発表の実質的な最終日であるため、明日以降は決算発表のフォローがなくなるため、好決算で買われた個別株には順次利益確定売りが入る可能性がある。
ただ、買いの勢いも残っており、G7日本開催を囃すためにも週末までは高値圏での動きが続く可能性がある。
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※追記5/19(金)18:32
5/2(月)の追記にて「週末までは高値圏での動きが続く可能性がある」と記したとおり、今週の日経平均は堅調推移となった。
値幅については、勢い次第で31,000円(30,000円を超えた場合の節目)もあり得ると見ていたが、週初時点では現実味が薄いと考え明記しなかったことが(有意な情報をお伝え出来なかった点で)残念である。
したがって、本日の日経平均がザラバ高値30,924円をつけたことには驚きはあるが違和感はない。
ただ、短期的な高値目途と見ていた価格帯に近づいたことから、目先的には一服局面は近づいているが、ダウ平均は上値余地を残しているため、最良ケースで日経平均は31,000円~31,500円達成の可能性がある。
その後は、かねて記しているセルインメイの調整局面が待ち受けているとの予想に変更はない。
なお、セルインメイの調整はスピード調整または時間調整を予想しているものの、価格調整となり、日経平均が30,000円を割れて推移した場合、最浮上には時間を要すると見ている。
5/2(月)の追記にて「週末までは高値圏での動きが続く可能性がある」と記したとおり、今週の日経平均は堅調推移となった。
値幅については、勢い次第で31,000円(30,000円を超えた場合の節目)もあり得ると見ていたが、週初時点では現実味が薄いと考え明記しなかったことが(有意な情報をお伝え出来なかった点で)残念である。
したがって、本日の日経平均がザラバ高値30,924円をつけたことには驚きはあるが違和感はない。
ただ、短期的な高値目途と見ていた価格帯に近づいたことから、目先的には一服局面は近づいているが、ダウ平均は上値余地を残しているため、最良ケースで日経平均は31,000円~31,500円達成の可能性がある。
その後は、かねて記しているセルインメイの調整局面が待ち受けているとの予想に変更はない。
なお、セルインメイの調整はスピード調整または時間調整を予想しているものの、価格調整となり、日経平均が30,000円を割れて推移した場合、最浮上には時間を要すると見ている。
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※追記5/21(日)18:12
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※追記5/22(月)19:52
本日の日経平均は続伸、278円高・31,086円となり、筆者想定の31,200円~31,500円に近づいてきた。
なお、先日の引き続き、野村売り越し、バークレイズ買い越しに代表されるように、日本勢売り・外人買いの構図に変化はない。
G7広島開催も無事、予定調和にて終了した。
ただ、ゼレンスキー氏の対面出席については、昨日、一ケ月前から調整が進められていたとの報道が流れていた。
つまり、海外投資家については、噂レベルでの情報はかなり前から得ていたことになる。
まぁ、それは本追記の論旨ではなく、一時、バイデン大統領が債務上限問題への対応により、オンライン出席となる可能性があるといった話があったが、ゼレンスキー氏の対明参加はバイデン大統領の対面参加が前提として進められていたものと推測される。
したがって、大統領のオンライン出席はあり得ない話であり、債務上限問題についての楽観的な見通しは、ゼレンスキー氏の訪日プロジェクトを成功させるための方便であり、現実的には例年の恒例行事ではない可能性も残されている。
なお、仮にデフォルトとなったとしても、ファーストインパクトは大きいものの、所詮 "政治ショー" で収束されると筆者は見ている‥。
本日の日経平均は続伸、278円高・31,086円となり、筆者想定の31,200円~31,500円に近づいてきた。
G7広島開催も無事、予定調和にて終了した。
ただ、ゼレンスキー氏の対面出席については、昨日、一ケ月前から調整が進められていたとの報道が流れていた。
つまり、海外投資家については、噂レベルでの情報はかなり前から得ていたことになる。
まぁ、それは本追記の論旨ではなく、一時、バイデン大統領が債務上限問題への対応により、オンライン出席となる可能性があるといった話があったが、ゼレンスキー氏の対明参加はバイデン大統領の対面参加が前提として進められていたものと推測される。
したがって、大統領のオンライン出席はあり得ない話であり、債務上限問題についての楽観的な見通しは、ゼレンスキー氏の訪日プロジェクトを成功させるための方便であり、現実的には例年の恒例行事ではない可能性も残されている。
なお、仮にデフォルトとなったとしても、ファーストインパクトは大きいものの、所詮 "政治ショー" で収束されると筆者は見ている‥。
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