※ かねて記していた事由により、2022年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。
また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあります。ご了承願います。
先週日曜・3/3にアップした「今週及び今後の日経平均の予想(3/3)」にて日経平均の週間予想レンジを下記のとおり予想した。
>下値目処・39,600円±100円
>上値目処・40,500円±100円
>下振れの場合・39,200円付近
先週の日経平均安値は39,518円、高値は40,472円と筆者予想どおりの展開となった。
また米国時間の日経平均CFDは日本時間・金曜中は筆者予想下値・39,200円でもみ合っていたものの、米主要3指数が後半下落に転じたことから一時39,000円を割り込む展開となり、筆者予想値を下回って返ってきた。
これにより、同記事にてMSQ後の展開については「日経平均4万円から下方でのもみ合いと4万円から上方でのもみ合いの2通りを想定」と記した前者の日経平均4万円から下方でのもみ合いが濃厚となった。
なお、今後の展開については「どちらにしても足元の上昇トレンドは継続していく」と記した考えに変わりはなく、引き続き上昇トレンドを維持していくと見ている。
ただ、終値ベースで高値から1,000円安、ザラバベースでは1,500円の亀裂を入れた相場の修復には時間を要し、目先的にはボラタイルな展開が予想される。
直近の海外勢の動きとしては先物売り、現物買いを展開していたことは週間手口での筆者考察を始め、「投資主体別売買動向」でも表れていたとおりであるが、個別銘柄の多くは(金融株を除いては)直近の下落の影響を受けて日足ベースでの下降トレンドに移っており、予想される週明け・月曜の下落によって買い手控えまたは一時的なリスク回避売りとなる可能性がある。
また、過熱している移動平均乖離率やMACD・ストキャスティックスなどのオシレーター系指標を始め、裁定買い残の多さなど平準化に向けた動きが出やすいことも相場の下押し材料になりやすい。
したがって、目先的にはさらなる下振れが懸念されるものの、直近の現物買いの勢いが強いことから売り転換になるとは考えにくく、反落一巡後は下値拾いの段階に移っていくと見ている。
なお、目先の日経平均予想レンジについては、米国時間から返ってきた39,000円が焦点になると見ており、押しても38,600円付近にて下げ止まると予想している。
ただ、週明け月曜の日経平均の大幅下落が欧州→米国へと引き継がれ、翌日の東京市場に持ち込まれた場合には弱含みは週央または週末まで長引き38,000円~38,400円付近の安値を見込んでいる。
なお、反転の合図は東京時間にて日経平均が下ヒゲ陽線を出すなど、わかりやすい底打ち指標が示現されると見ているほか、TOPIXの前日比-2%安にて発動される日銀ETF買いがサインになると予想している。
(日経平均<TOPIXの動きも底打ち指標になりうる)
反転後の予想としては、いったん4万円を回復するものの戻り売りに押され日柄調整をこなすと見ており、日経平均は4万円から下方でのもみ合い、TOPIXはもみ合いながらもジリ高基調を想定。・・・高値追い再開は早くて4月下旬~5月中旬と見ている。