昨夜は欧米時間に大幅上昇したため、東京時間が上昇に対する調整となったものと見ている。
なお、昨日は "2月は荒れやすい「3日新甫」" と " 全値戻しも? 過去の24,000円天井打ち暴落時との違い" の2本の記事をアップした。
前者では目先の値動きして「日経先物23,400円~23,450円(現物では23,450円~23,500円)で上値を抑えられやすい」と記したとおり、本日の日経先物の高値は23,390円(現物では23,414円) と予想どおりの結果となった。
また、後者 "全値戻しも? 過去の24,000円天井打ち暴落時との違い" では、週足ベースでの予想として目先の高値目処は「23,800円~24,000円到達」と記し、本日の夜間取引において19:00現在、日経先物が23.660円(現物換算の終値比370円高・23,690円)まで上昇するなど、予想どおりの展開となっている。
(記事の主旨としては21,000円までは下げないだろうというものであるが・・・)
昨夜のダウ平均は足元の急落の始点とほぼ同値の28,800ドルで引けたため、戻りいっぱいにも見えたが確りとした陽線であり、MACDも陽転を示唆しており、本日夜間での突飛高も不自然な動きではない。
先物手口考察(JPXデータを集計、日中・夜間・立ち会い外を含む)
データの集計方法の詳細 → こちら予想していたとおりゴールドマンが4,706枚買い越しに動いている。
ただ、注意すべきは大きく売り越しているTOPIX先物よりも、小幅に売り越していた日経先物をより多く買い戻していることだ。
また、買い方のソシエテが-1,481枚の売り越しと、それほど大きくはないが戻り局面で建玉の縮小に動いている。
昨日始まった短期上昇トレンドは自律反発であると見ており、やや大きめに反発し、楽観を誘った後に悲観の下げが待っている可能性を捨てきれない。
上値目処については、上述のとおり23,800円~24,000円と見ており、早ければ2/7(金)の高値到達となる可能性がある。
現時点での予想としては、明日の日経平均は、既に夜間で上げているためGUで寄りついた後にやや押される展開となるが、本日同様に東京時間が欧米時間での上昇の調整に当てられるためであり、先物で調整を済ませたダウ平均は米国時間では再度上昇に転じると見ている。
筆者予想が的中するのであれば、日経平均は本日、明日、明後日で三空を示現するが、週末の米雇用統計への期待や他の材料(?)により楽観形成されるが、雇用統計にて出尽くしの利益確定となる可能性があると見ている。
(本日、マスク関連の3202ダイトウボウが連続ストップ高からストップ安となっており、この手の話題にもそろそろ感がある)
(日経平均の三空上昇の論理的根拠はない。20:00現在、ダウ先物が29.100ドルに乗せており、ここまで来れば最高値29,373ドルをいったんは上回る展開になりやすく、今夜一晩では到達できないと空想的に推測しているだけである。したがって、最高値手前で失速するのであれば、明日の日経平均が目先の高値になる可能性もある。その場合は23.750円か?)
予想に反して来週も上げてくるかもしれないが、本日同様の先物手口が明日、明後日と続くようであれば週末の未明からはいったん利益確定売りが嵩む可能性が示唆される。
※22:30追記
夕刻急伸した理由はこれらしい。
18:57
新型コロナウイルスのワクチン開発で大きな進展=英スカイTV
・・・これらの報道を受けて、欧州株式市場のSTOXX600指数は0.8%上昇。米国株先物も0.5%値上がりしている。
407ドル高の翌日ということで、売り方をさらに踏み上げさせたかったのだろう。本命が来たら、さらに値幅が出てるだろうが、そこで出尽くしか?
※23:10追記
そうなると、明日・明後日の騰落値幅や信用・先物需給によっては、売り方の週末リスクが高まる展開も想定される。(本日のタイトルとは異なってくる可能性もある)