※ かねて記している事由により、2022年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。
また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあります。ご了承願います。
先週末・1/20(金)の先物及びオプション手口集計結果は以下のとおりとなっている。
先物データ集計方法 → こちら
引き続き、目先需給に沿った手口またはポジション調整の傾向が強い。
オプション手口についても売り買い交錯ながら、引き続きPUT売り戦略となっている模様。
今後の日経平均予想
先週末・1/20(金)の記事にて「今夜の米国市場はSQ通過となっており、週末要因が加わって、直近の大幅下落の買い戻しが入りやすい地合になる」と記したとおり、金曜の米国市場は3指数ともに大幅高となった。
また、日経平均先物も金曜終値に対し360円高・26,910円で返ってきた。
したがって、月曜の日経平均は、売り方の買い戻しや目先筋の買いにより27,000円に乗せる展開が予想されるものの、買い戻し一巡後は米国市場待ちの高値もみ合いとなろう。
なお、月曜の反発によって1/13の米CPI低下を受けた下落分を取り戻すことになり、昨年10/3安値と今年1/4安値のダブルボトム完成期待が増すものの、直近の反発は(米国株との連動性が低いことを考え合わせると)12/20の日銀ショックの巻き戻しに過ぎない可能性があると見ている。
(米国株との連動性が薄れたのは日銀ショックによるものであり、巻き戻しが完了に近づく今週は再度米国株との連動性は高まる可能性があると見ている)
これらのことから、目先の日経平均については高値目処は75日線・200日線が位置する27,200円~27,300円と見ており、高値接近後は再度弱含みの可能性があると予想している。
また、米国主要3指数の日足ストキャの動向については、かねて記しているとおり、ダウ平均については売られ過ぎ圏到達も、S&P500・ナスダック総合指数については売られ過ぎ圏未到達での反発であることから、日足ベースでの反転には至っていない可能性があると見ている。
加えて、米国主要3指数の週足についても、直近3週間は戻り基調となっているものの、同MACDは弱気形状から脱しておらず、同ストキャについても売られ過ぎ圏未達の反発となっていることから、筆者メインシナリオとしては、週足ベースでの反転の可能性については懐疑的である。
仮に米主要3指数が強い上昇トレンドに移ったのであれば、売られ過ぎ圏未達での反転もあり得るが、金利低下による企業業績の回復を見込むには時期尚早であることを考えれば、相場は需給に沿った動きをすると考えるのが妥当であり、かりそめの反発(本格調整前の反発)を演じるにしても、週足ベースでの底入れ後と見ている。
今後の日経平均予想